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壁の中から音がしたら水漏れかも!? 気付いた時の対処法と予防策について

お役立ちコラム

水漏れは水回り設備から発生するもの、と無意識に思い込んでしまってはいませんか? 

・壁の中からポタポタ、シャーという異音がする。
・クロスや天井にシミができている。

現在このような症状があるという方は、壁の中で水漏れをしている可能性があるため要注意です。壁や一階部分の天井などは、給水管や排水管が設置されていることがあるため、水回り設備ではなくても配管付近は水漏れを発生させてしまう可能性があります。また水漏れは放置すると被害がどんどん酷くなり、大きな二次被害につながる可能性があるため、異常に気付いた際にはすぐに対処しなければなりません。今回は壁の中で発生する水漏れトラブルについての解説と、対処法や予防法について解説をしていきます。万が一の時に対処できるよう、是非最後までご覧ください。

壁の中から異音がした時の対処法は?

壁の中から「ポタポタ」「シャー」と音がする場合、高確率で排水管からの水漏れが原因であると考えられます。給水管からの水漏れであれば、水の供給のために配管にかけられた圧力により、水を止水しない限り水が流れ続けてしまいます。排水管からの水漏れの場合、汚水ですので被害が広がるにつれて臭い、衛生面含め修復が大変になってしまいます。そのため壁の中からの異音に気付いた場合は、早急に対処する必要があります。ここでは今問題が発生しているという方もすぐに使える、壁の中から異音がした時の対処法について解説をしていきます。

異音の場所を確認する

異音に気付いたら、どこから音がするのかを最初に確認するようにしましょう。異音の場所を正確に特定する、というよりは、業者を呼んだ際に「どこから音がした」と伝えることができると、業者がスムーズに対応しやすくなります。しかし、「シャー」と噴き出すような音がしている場合は注意が必要です。水漏れの強度は音からある程度判断することができますが、「ポタポタ」と滴り落ちる音ではなく「シャー」という音であった場合は、時間と共に被害が大きくなります。音のする部分が天井などであると場所の特定も難しいため、この場合は異音に気付いたらすぐに次の段階の工程に移るようにしましょう。また「ポタポタ」音であっても、被害の拡大を防ぐために、異音の場所特定が難しいようであれば探すことに時間をかけすぎず、次の工程の応急処置の段階に入るようにしましょう。

【給水管からの水漏れの場合】給水管の元栓をしめる

どの配管から水漏れしているか? によりますが、給水管からの水漏れの場合、給水管の元栓をしめることで家中の配管の水を止水することができます。給水管からの水漏れの場合、水道の蛇口から出てくる水が漏れだしているため、水そのものは綺麗な状態です。そのため臭いなどもなく、色も無色透明です。壁の中といっても発生場所によっては臭いで気付くこともありますので、強烈な汚水の臭いなどを感じない、という場合はまずは給水管の元栓をしめて様子を見てみましょう。給水管の元栓は、戸建て住宅などは住宅敷地の目立たない場所に設置されていることが多いです。賃貸の場合は駐車場などの目に付きやすい共用部、もしくは各住宅玄関横のメーターボックスに一緒に備え付けられていることが多いです。蛇口のような取手が付いている場合はそのまま手で時計回りにまわすと止水ができます。窪みがあるタイプはマイナスドライバーを差し込み、こちらも同様に時計回りにまわすことで止水ができます。

【排水管からの水漏れの場合】水回りの使用を中止する

排水管からの水漏れの場合は、残念ながら給水管のように元栓などが存在しないため止水するということができません。しかし排水管の場合、使わなければ排水管に水は溜まりませんので、業者到着までの間は水回りの使用を中断しましょう。トレイなども近所に借りに行く、などして対策を取り、排水を増やさないよう大変ですが工夫をしましょう。また排水管の水漏れの場合、漏れ出す場所によっては強烈な臭い、茶色などの汚水が染み出すなどする場合があり、衛生面でも非常によくない状態になります。そのため臭いを感じた場合は、換気を行い空気の入れ替えをするなどして対処するようにしましょう。

家具・家電を避難させる

給水管、排水管それぞれの対処が完了したら次は家具や家電の移動をしましょう。水漏れが上階や壁からなどの場合、下にある家具や家電が影響を受けてしまい、汚れたり故障する原因になります。室内の被害を防ぐためにも、速やかに移動するようにしましょう。また家電を移動する際にコンセントを抜く場合、水漏れによって漏電している可能性もありますので、濡れた手でコンセント部分に直接触れないよう気を付けましょう。コンセント付近が濡れているなど電気系統のトラブルが疑われる場合は、ブレーカーを落とすなどするとその他の家電を守ることもできます。ブレーカーを落とさなければいけないほどの水漏れには発展しないことが多いですが、心配だという方はブレーカーを落としておくと安心です。

濡れている箇所があれば掃除をする

水漏れが室内側に及んでいて、ポタポタとフローリングや壁を伝っている場合、今出てしまっている水だけでも拭いておきましょう。水漏れを放置しておくと、そこからカビが発生してしまったり、フローリングなどが腐ってしまう原因につながります。またカビは、目に見えない胞子を飛ばして繁殖範囲を広げていく特性がありますが、この胞子を人間が吸ってしまうことでアレルギーを引き起こしてしまうということがあります。咳が続いたり酷い場合は肺炎の原因ともなりますので、特に小さいお子さんやご高齢の方、喘息などアレルギーによって悪化する可能性のある持病がある方が一緒にお住いの場合は、気を付けたい部分です。水を拭いた後は換気を行い、濡れた部分が十分に乾燥するようにしましょう。

配管からの水漏れが原因ではない場合もある?

壁の中から水漏れのような音、と聞くと配管からの水漏れが一番イメージしやすいものかと思います。しかし上記の特徴に当てはまらず、また応急処置を行った後や時間の経過をしても音に変化がない、という場合は配管からの水漏れ以外のトラブルが考えられます。ここでは、壁の中から異音がする時、配管からの水漏れ以外の原因についても併せて解説をしていきます。

雨漏りが原因

配管からの水漏れではなかった場合、一番可能性が高いのが「雨漏り」です。音がするタイミングで外の天気を確認してみてください。雨が降っているタイミングでポタポタ、ヒタヒタという音がする場合は、ほとんどの場合は雨漏りが原因です。雨漏りは屋根から侵入してくると思われがちで、その発生場所も天井から・・・とイメージされていらっしゃる方は多いかと思います。しかし、雨漏りはバルコニーや外壁、窓枠などさまざまな場所から発生するため、目に見えない壁の中などで発生することも多いです。最初は雨漏りだと気付きにくい部分でもありますが、雨が止んでいる時は音がしない、雨が降っている時に音がするなど、壁の中からの異音が天候に左右される場合は雨漏りを疑いましょう。室内側にも水が入り込んでしまっている場合は、バケツやタオルで受け止めるなどの一時的な応急処置を行い、水漏れトラブルと同様に家具・家電の移動を行い、被害の拡大を防ぎましょう。

結露が原因

結露と聞くと、冬場の温暖差により窓に付いている水滴を思い浮かべる、という方も多いかと思います。そのため室内の目に付く場所で発生すると自然に思い込んでしまう方も多いです。しかし実際には、「壁内結露」という言葉がある通り、壁の中でも結露を起こしてしまうことがあります。窓に付いてしまう結露は、冬場室内の温められた空気が冷たい窓ガラスに当たることで発生しますが、壁の中でも同様の現象が生じます。室内側が暖かく、外壁側や屋根側が冷たくなると温暖差が発生し、その間の壁の中で結露が生じ、結露がポタポタと滴り落ちる音によって異変に気付くことがあります。異音によって結露に気付けた場合はまだいい方で、壁内結露自体は非常に気付きにくい部分でもあります。そのため多くの場合は結露が知らない間に進んでしまっていた、既に内部木材を腐敗させていた・・・なんてことも実際には起きています。結露も見逃せない壁の中の異音のひとつです。

プロの業者への依頼、注意したいポイントとは?

壁の中の異音に気付き、応急処置が完了したらプロの業者に依頼しましょう。また上記で触れた雨漏り、結露の場合も放置しておくと被害がどんどん進行してしまうため、同様にプロの業者に依頼するようにしましょう。業者選びの際は「2~3社から見積もりをとりましょう」と今まで解説をしてまいりましたが、水漏れトラブルの状況によっては「複数社から見積もりをとって、検討比較しているまでの時間はない!」ということもあるかと思います。しかし焦るあまり目についた業者に何も考えずに依頼してしまう、というのは悪徳業者に騙される可能性も高くなりオススメはできません。そのためここからは、急いでいる時もここだけは見逃さないで欲しいという業者選びのポイントについて、解説を行っていきます。急いでいる方も是非参考にしてみてくださいね。

出張見積もり費が無料の業者

今は対応エリアであれば、多くの業者が出張見積もり費を無料で行ってくれるところが多いです。そのため依頼しやすく、経済的な負担もありません。もちろん出張見積もり費が無料だから全てがいい業者、というわけでもありませんし、それだけを理由に契約してしまうのは少し危険かと思います。お住いのエリアによっては、どの業者に頼んでも出張費がかかってしまうということもあります。絶対に無料でなければいけない、というわけではなく、あくまでも依頼する際の判断材料のひとつとして考えましょう。

対応が早い業者

ここで言う対応は、メールや電話などの返信はもちろん、現場到着までの時間が早い業者かどうかという点も含まれます。水漏れトラブルが起きた際は、いかに早く駆け付け修理に取り掛かれるか、という点がとても大切です。どんなにいい業者でも、水漏れトラブルが発生した際に予約が取れず、明後日ならいいですよと言われても困ってしまいますよね。水漏れトラブルは一回だけとは限りません。トイレやキッチンなどを使っている限り、いつかは発生する可能性があるものです。そのため対応が早い業者を選ぶと、次回トラブルが発生した際も依頼がスムーズで、待たされるストレスうぃ軽減できます。

見積もりが詳細に記入されている業者

見積もりを貰った際に注意したいのが、見積もりが詳細に記入されているかです。「屋根修理工事一式」などと簡潔にまとめられている場合は、注意が必要です。見積もりは本来、使用している材料名とその材料費、工事内容が詳細に記入されています。屋根修理や雨漏り修理に関しても、作業工程はそれぞれ分かれており、そういった細かい作業や費用についても部分をしっかり明記している業者を選ぶようにしましょう。簡潔な見積もりは一見分かりやすいように見えますが、費用の細かい値段までが分からず、トラブルになった際に対処しにくいデメリットがあります。また悪徳業者などは、あえて詳細な金額を伏せ「追加材料が必要になった」などと言い、高額な追加の材料費を請求してくるなどといった詐欺手口を使ってくることもあります。そのため、見積もりを貰った際は必ず詳細に記入されているかの確認を行いましょう。

まとめ

弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。