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バスソルトで配管が劣化する? 注意したいバスソルトの使い方

お役立ちコラム

お風呂時間を癒やしてくれるバスソルト、普段使いとして使用している方も多いのではないでしょうか。そんなバスソルトですが、実は使い方によってはお風呂の配管を劣化させてしまう原因になるということをご存じでしょうか。癒しのアイテムのはずのバスソルトが、お風呂の配管を劣化させているかもしれないとなると、不安な気持ちになりますよね。しかし使い方さえ間違えなければ、お風呂の配管を傷めることなくバスソルトを楽しむこともできます。そこでここでは、バスソルトでお風呂の配管が劣化する原因と、注意したいバスソルトの使い方について詳しく解説をしていきます。

バスソルトは基本的には配管や風呂釜などに影響を与えないことを前提で販売されているため、正しい使い方をしていれば問題なく使える入浴剤のひとつつです。そのため、バスソルトを使っているからお風呂の配管が劣化する、というわけではありません。間違った使い方をしてしまうことにより配管が傷んだり、元々の配管の状態に左右されることもあります。では、一体どのような使い方や状況でバスソルトは配管に悪影響を及ぼしてしまうのでしょうか。ここでは、バスソルトが配管を劣化させる原因について一緒に確認していきましょう。

時間差で家族がお風呂を使用したり、長風呂をしていてお風呂が冷めてきてしまった場合などに便利なのが、追い炊き機能です。今は新築住宅でも追い炊き機能が標準でついていたり、マンションやアパートなどの賃貸でも追い炊き機能があるお風呂が増えてきたため、普段使いしている方も多いのではないでしょうか。そんな便利な追い炊き機能ですが、実はバスソルトを使っている状態で使用してしまうと、追い炊きに使用する追い炊き配管という配管が劣化してしまう可能性があるのです。追い炊きは通常お風呂の中に溜まっているお湯を汲み上げ、給湯器で再加熱してからお風呂に再び戻すという方法をとっているため、バスソルトを使用していると追い炊き配管の中にバスソルトも入り込んでしまうことになります。その結果、バスソルトが汚れとして蓄積し、配管を錆びさせてしまったり劣化の原因となることがあるのです。

お風呂の配管は一度設置してしまえば取り換えることのないもの、と認識されている方も多いですが、お風呂の配管は他の水回りの配管と同様に耐用年数というものが存在します。使われている配管の種類によって耐用年数は異なるものの、20年を超えて同じ配管を使用していると、配管トラブルなどが発生することも多いです。こうした配管の劣化が発生している状態でバスソルトを使用してしまうと、劣化した配管を更に傷めてしまう原因になります。

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バスソルトがお風呂の配管を劣化させてしまう原因について、知っていただくことができたかと思います。一方でここまで読んでいただいた方のなかで、「バスソルトで配管が傷むのなら浴槽部分は大丈夫なのか心配だ」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。バスソルトで配管を劣化させる可能性があるのなら、浴槽部分も劣化させる可能性があるのではないかと考えるのは当然です。特に浴槽は目につく部分ですので、錆びつきなどは気になります。そこでここでは、バスソルトが浴槽を劣化させることがあるのかどうかについても解説をしていきます。

最近は浴槽の素材にもさまざまなものがあります。例えば、ホーローや檜などの木製素材、人工大理石やタイルなどです。これらの浴槽は、お風呂に高級感を与えることから、意匠性の面でも人気のある浴槽素材です。しかしこれらの素材は、バスソルトを使用することによって錆びてしまったり、バスソルトの溶け切らなかった塩の結晶が浴槽に傷をつけ、傷めてしまうことがあります。ご自宅の浴槽の素材によっては、バスソルトが不向きな場合があり、さらに劣化の原因になる可能性があるということを知っておく必要があります。

バスソルトはお湯をはった浴槽の中で使用する分には、基本的には錆びることはありません。しかし、お風呂の栓を抜いてそのまま洗い流さないで放置してしまうこと、バスソルトの塩が酸素と水に反応し、浴槽を錆びさせてしまうことがあるのです。浴槽自体は問題なくても、バスソルトを使った後にしっかり洗い流さないことで、浴槽を錆びさせ劣化させてしまう可能性があります。

バスソルトは、使い方次第ではお風呂の設備に悪影響を及ぼす可能性があると、知っていただくことができたかと思います。ここまでご覧になった方の中で、「毎日バスソルトを使いたいけれど、お風呂設備の劣化が不安だ」という方もいらっしゃるかもしれません。しかしバスソルトは、冒頭でもお話を下ように、正しく使えばお風呂を傷めたり劣化さえることなく楽しむことができます。そこでここでは、配管や浴槽を劣化させないバスソルトの正しい使い方について、詳しく解説をしていきます。

まずはバスソルトを使っても問題ない浴槽の素材か、事前にしっかりと確認をしておくようにしましょう。市販で販売されている商品は、なんでも使えるようにも思えますが、注意書きなどで使ってはいけない素材などを記載していることもあります。そのため使いたいと考えているバスソルトの商品説明欄を確認したり、お風呂の素材がバスソルトに影響がないのかを使用前に確認しておくことが大切です。お風呂の素材がなんだか分からない、お風呂の説明書をなくしてしまった、という方は施工したハウスメーカーや工務店、もしくはお風呂のメーカーに直接問い合わせると教えてもらうことができますよ。以下の記事では浴槽の素材の特徴などもご紹介しておりますので、ご自宅の浴槽の素材の特徴について確認したいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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追い炊き機能を普段使いしている方にとっては不便に感じてしまうかもしれませんが、バスソルトを使用したい場合は、できれば追い炊き機能の使用を避けるようにしましょう。もちろん使ってすぐに壊れてしまう、劣化してしまう、というものではありません。しかし使用回数を重ねるうちに追い炊き配管の汚れが蓄積し、負担をかけてしまいます。その結果、配管の劣化が早まってしまい配管交換工事が早い段階で必要になってしまったり、水漏れトラブルなどの重大なトラブルにつながる可能性が出てきます。そのためバスソルトを使用する際は、追い炊き機能の使用を控えましょう。

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バスソルトを使用したお湯を抜いた後は、お風呂の掃除をその場で済ませてしまうようにしましょう。お湯を抜いてすぐに掃除をすることで、バスソルトの塩と酸素や水が化学反応を起こすことがなくなり、浴槽が錆びる原因を防ぐことができます。すぐにその場でお風呂の掃除ができない場合も、簡単に水やお湯でバスソルトの塩の成分を流しておくだけでも十分効果がありますので、時間がない時は試してみてくださいね。

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ここまでで、バスソルトの正しい使用方法について確認していただくことができたかと思います。しかし中には、すでに配管が劣化してしまっていたり、錆びてしまっている可能性がある方もいます。お風呂の配管の劣化や錆びつきは、水漏れトラブルなどの重大な被害につながる可能性があるため、これから解説をする症状がある場合はすぐにプロの業者に連絡して対応してもらいましょう。

お風呂のお湯を入れたばかりなのに、鉄の臭いがする場合は注意が必要です。配管内が劣化し錆びていると、お風呂のお湯が鉄の臭いになることがあります。追い炊きを使用した時にだけ鉄の臭いがする場合は、追い炊き配管の劣化や錆びつきの可能性があります。

赤褐色のお湯は、配管内の錆びが広範囲に渡り広がっているために発生する症状で、非常に深刻な状態です。配管は錆びると耐久性も下がるため、地震などの揺れに耐えることができずに水漏れを起こすこともあります。そのため、赤褐色のお湯が出てくる場合にはお風呂に入るのをやめて、すぐにプロの業者に連絡するようにしましょう。

配管内の錆びが剥がれ落ち、お風呂のお湯の中に入りこんでしまうことがあります。大きな物体であることもあれば、粒のように点々としていることもあるため、特に小さい粒の場合は気付くのが遅れてしまうこともあります。しかしこのような症状が出ている場合は、同時にお湯が鉄の臭いをしていることも多いため、気になる汚れを見つけたらお湯の臭いもチェックしてみるようにしましょう。配管内の錆びは業者じゃなければ対応できないため、お湯の中に汚れに気付いた場合は早めに業者に連絡し、対応してもらうと安心です。

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