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キッチンのタッチレス水栓って本当に使いやすいの? メリット・デメリットはなに?

お役立ちコラム

見た目もシンプルで美しく、手を触れるだけで水を出すことができるタッチレス水栓。気になっている方も多いのではないでしょうか。キッチンに採用されることが多いタッチレス水栓は、実際新築住宅やリフォームなどでも採用されるケースが増えています。しかし、「タッチレス水栓が気になっているけれど、本当に使いやすいのか気になる」「便利そうに見えるけど、実際はデメリットはあるの?」と、お悩みの方も多いかと思います。そこで今回は、人気のタッチレス水栓を採用するメリットとデメリットや、タッチレス水栓を取り入れる際に気を付けるべき点について解説をしていきます。

タッチレス水栓は、その名前の通り水栓に触れることなく使用できる蛇口の種類のことです。シンプルなデザインが多いですが、見た目は普通の水栓と同じ形状のものも多いため、今までの水栓と比べても違和感なくキッチンに馴染む形状になっています。では、そんなタッチレス水栓とはどのような仕組みで動いているのでしょうか。まずは簡単に、タッチレス水栓の仕組みについて解説をしていきます。

なぜ触れずに水を出すことができるのか、という点ですが、タッチレス水栓にはセンサーが搭載されているため蛇口のハンドルやレバーを操作せずに水の出し止めを操作することが可能となっています。メーカーによりセンサーの種類は異なりますが、赤外線センサーや接近センサーなどにより、手をかざすだけで水栓が反応し水を出したり止めたりすることができるのです。水の止め方は、手を水栓から遠ざけるか、二度かざすなどメーカーや商品によって操作方法が異なりますが、基本的には出してから止めるまで水栓に触れることなく操作ができます。

タッチレス水栓の販売が開始されたのは、1980年代と言われています。ただし当時は一般家庭用ではなく、医療現場などから導入が開始されたため、一般家庭への導入がされ始めたのとタイムラグがあります。実際には一般家庭用に販売が開始されたのが2000年代から、さらに一般家庭でタッチレス水栓の普及が拡大したのが2010年代からと言われています。水栓としての歴史は40年以上あるものの、身近な存在になったのは比較的最近であると言えますね。現在では、水回り設備を開発・販売しているほとんどのメーカーがタッチレス水栓を取り扱っているため、好きなメーカーでタッチレス水栓を選ぶことができます。

タッチレス水栓の仕組みやちょっとした歴史を、知っていただくことができたかと思います。では、ここからは、実際にタッチレス水栓をキッチンに導入したいと考えている方に向けて、キッチンでタッチレス水栓を使うことで得られるメリットについて解説をしていきます。

キッチンでは調理中に汚れた手を洗いたいタイミングが、たくさんあるかと思います。お肉などに触れた手は特に注意しなければならず、手を洗うために触れた水栓のハンドル部分なども、手を洗ってから洗い流さなければならないなど不便を感じることもありますよね。そんな時に役立つのが、タッチレス水栓です。汚れた手でどこにも触れることなく水を出すことができるため、清潔に保ちたい水栓もきれいを維持することができます。その他にも、ちょっとした洗い物がある場合などにも、すぐ水を出すことができて便利です。

水栓の種類にもよりますが、手を遠ざけた時に水が止まったり、万が一水を止め忘れてしまっても一定の時間が経過すると水が勝手に止まるため、タッチレス水栓には節水効果があると言われています。必要な時に必要な分だけ出すことができるので、水道代の節約ができます。

細菌のタッチレス水栓は、意匠性の高いデザインも増えています。キッチンの中でも高さがあり目立つ水栓は、デザイン性が高いものほどキッチンをより高級に魅せてくれ、またインテリアとしてのアクセントにもなってくれます。特にキッチンがダイニングの中央にあるような間取りの場合は、キッチンの水栓が生活の中で目に付くようになるため、インテリアとしてタッチレス水栓を採用される方も増えています。

キッチンにタッチレス水栓を採用すると、さまざまなメリットを得ることができるということが分かりましたね。しかし、タッチレス水栓だからこそ発生するデメリット面も存在します。デメリット面を知らずにタッチレス水栓にしてしまうことで、かえって不便を感じる方もいらっしゃるため、しっかりと検討をするためにもタッチレス水栓のデメリットについて一緒に確認をしていきましょう。

大手のメーカーものだと、一般的なキッチンの水栓は4万~5万円程度が相場といわれています。一方でタッチレス水栓は、10万円前後のものが一般的で、値段からも普通の水栓よりも費用が高くなりやすいということが分かりますね。安いものではタッチレス水栓も5,000円代からありますが、長く使うことを考えると一般的な費用相場で予算を考えておくことが大切です。

タッチレス水栓のセンサー機能は、電気があって動くものであるため、停電時などにはタッチレス機能を使うことができません。多くの水栓では停電時にも使えるようにハンドルが付いていたり、切り替え機能が付いていますが、デザイン性が高い水栓だと使い方が分かりにくいものもあります。導入前は停電時を想定して、両方の機能で使えるように覚えておく必要があります。

タッチレス水栓の水の出し止めは、手をかざすだけでできますが、水温や水量の調整は自分で行う必要があります。キッチンでは、お皿を洗う時とお米を洗う時などで、違う水温や水量にすることも多いかと思いますが、こうした手間は従来の水栓と変わりません。費用とこうした細かな調整のバランスが見合うかどうか、キッチンの使用頻度にもよって変わるかと思いますので、よく検討する必要があります。

キッチンにタッチレス水栓を採用することのメリットやデメリットをふまえたうえで、ここからはキッチンにタッチレス水栓を採用する際に注意すべきことについて解説をしていきます。「キッチンをタッチレス水栓にしたい」と考えている方は、工事を依頼する前に、こちらもぜひ合わせて確認しておくようにしましょう。

特にリフォームの際は、カタログや口コミなどで水栓を選んでしまう方が多いのですが、キッチンの水栓は水回り設備の中でも頻繁に使うものであるため、できれば実際にショールームに行って体験をすることが大切です。メーカーのショールームでは、実際に水を出したり止めたりする体験もできますし、操作方法についても直接その場で教えてもらうことができます。疑問点や停電時などの対応などもまとめて確認することができるため、特にタッチレス水栓に初めて挑戦するという方は、ぜひショールームまで足を運んで体験してみましょう。

タッチレス水栓に限らずですが、水栓に浄水器を取り付けたい方も多いかと思います。最近の水栓は浄水器一体型になっているものも多いですが、デザイン性にこだわったタッチレス水栓などの場合は、浄水器が取り付けられないタイプのものも存在します。また浄水器を取り付けることができるものでも、水栓の費用+浄水器取り付け費用が発生する可能性があるため、メーカーや依頼する業者に事前に確認をしておくことが大切です。

タッチレス水栓の多くは、コンセント式となっているため、キッチン付近にコンセントが必要になります。新築などの場合はタッチレス水栓用にコンセントを設置しているため心配はいりませんが、リフォームなどの後付け工事の場合は、コンセントの増設工事のため電気工事が必要になることがあります。どうしても電気工事をしたくない、という場合は、電池式のタッチレス水栓もありますがラインナップの幅が狭いため選べる種類が減ります。どちらがいいかは予算や水栓のデザインにもよるかと思いますので、決めかねている方は工事を依頼する業者に相談してみるのもオススメですよ。

後付けでタッチレス水栓を付けたいと考えている方は、最低でも2社、できれば3社から相見積もりを取るようにしましょう。近年はリフォーム詐欺が増加傾向にあるため、相見積もりを行うことで適正価格やリフォーム費用の相場にズレがないかを確認し、怪しい業者から自衛することが大切です。安すぎる見積もりなどはリフォーム詐欺の手口のひとつである可能性もあります。時間や手間はかかりますが、リフォーム詐欺の被害者にならないためにも、時間に余裕を持って相見積もりを実施しましょう。

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