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ガス給湯器のお湯が出ない原因&対処法とは? 応急処置についても解説!

お役立ちコラム

段々と寒い日々が10月~11月、この頃になると急増するのがガス給湯器のトラブルです。「うちは寒い地域ではないから大丈夫」と思われている方や、降雪地帯ではない方でも、気候の変化により突然給湯器のトラブルが発生する場合があります。特に給湯器のトラブルはお湯が出ないトラブルが一番多く、私生活にも影響が出るため放置するわけにもいきません。ここでは、秋から冬にかけて急増するガス給湯器のお湯がでないトラブルについて、お湯が出なくなってしまう原因と対処法を詳しく解説していきます。

ガス給湯器の特徴とは?

給湯器には主に「ガス給湯器」「電気給湯器」「石油給湯器」の3種類が存在し、近年ではそれぞれの給湯器の良さをかけ合わせた「ハイブリット給湯器」や環境配慮型の「エコ給湯器」なども存在しています。そのため給湯器と一言に言ってもさまざまなタイプがありますが、今回は国内でのシェア率も高く集合住宅などにも採用されている、ガス給湯器について詳しく解説をしていきます。

燃料はガス

ガス給湯器は、その名前の通り燃料に使用しているのが「ガス」となります。電気給湯器は電気が燃料、石油給湯器は石油が燃料となっているため、名前で給湯器の燃料を区別しやすいかと思います。またガスは、都市ガスやプロパンガスがメインとなります。地域によってガスの種類が違いますが、広く普及しているガス給湯器ですので、比較的どの地域でも使うことができます。ガスの供給や費用は安定しているため、石油給湯器などと比べると安定した金額で給湯器を使うことができます。

加熱方法は瞬間式

給湯器にはその場で過熱してお湯を作り出す加熱式と、お湯を作っておいて溜めておく貯蓄式があります。ガス給湯器の場合は加熱式となるため、必要なお湯はその場で作り出すということになります。その場で作り出してるためお湯切れがなく、水圧が弱くなりにくいため、私生活の中でも安定して使いやすい種類の給湯器となります。

ガス給湯器のお湯が出ない原因&対処法とは?

多くの方が使っているガス給湯器ですが、言われるがまま設置しているという方も実は多く、加熱の仕組みを知らずに使っているという方もいらっしゃいます。そのため普段使っていても知らなかったことがあった、なんて方もいらっしゃったのではないでしょうか。そんなガス給湯器ですが、この時期は特にお湯が出ないといったトラブルが急増します。ここではガス給湯器からお湯がでない原因について、詳しく解説をしていきます。

凍結による配管トラブル

▶原因
冷え込むことが増える今の時期に急増し始めるのが、凍結による配管トラブルです。「凍結するような寒い地域ではない」と思われている方でも、凍結被害に逢うことがあります。配管が凍結する原因としては、「外気温が-4℃以下」「-4℃以下に達していなくても、冷え込む日に配管が連続して強風を受けた時」の2つがあげられます。また時間帯としては深夜や朝方に起こりやすく、寝ている間に凍結してしまったなんてこともあります。配管が凍結するとお湯も水も出なくなるため、寒冷地ではなくても寒い日にお湯や水が出ない時は、凍結の可能性があります。

▶対処法
凍結してしまった配管は解凍するまで待つか、ぬるま湯をかけて解凍するという方法があります。ただし場合によっては、凍結場所が特定できなかったり、対処法を間違えてしまうと配管を傷めるリスクがあるため、プロの業者に依頼して対処してもらうと安心です。

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ガストラブル

▶原因
お湯が出ないだけではなく、ガスコンロが使えないなどの場合は、ガスの供給にトラブルが発生している可能性があります。また、ガス漏れなどの深刻なトラブルが発生している可能性もあります。給湯器におけるガストラブルは、過去に日本国内でも事故が発生しており、命を落としている方もいる深刻なトラブルです。

▶対処法
ガスの元栓がしっかり開いていないだけのこともありますので、ガスの元栓を確認したうえでお湯が出ない場合は、ガスの元栓を閉めましょう。異臭などがする場合は、安全確保のために給湯器から安全な場所に離れ、ガス会社やプロの修理業者にすぐに連絡をするようにしてください。給湯器のお湯が出ないなどのトラブルは、自力で解決することが難しいですので、必ずプロの業者に依頼してくださいね。

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給水管トラブル

▶原因
お湯が出ない原因としてもう一つ考えられるのが、給水管のトラブルです。凍結により配管が損傷してしまったり、劣化や地震などの衝撃により配管に何らかのトラブルが発生していると、水漏れを起こしてしまいお湯や水の供給が滞ることがあります。特に外に設置型の給湯器は普段目にしない位置にあるため、水漏れが起きていても気付きにくく、対処が遅れてしまうことが多いです。

▶対処法
給水管トラブルで水漏れが発生している場合、水道代が高くなったり、水圧が安定しない、お湯や水が出ないといったことが起きます。そのため異変を感じた時は、すぐに水漏れ修理に対応しているプロの業者に連絡をするようにしましょう。水漏れがきっかけで、ガストラブルなどにもつながるリスクがあるため、気付いた時はすぐに連絡をして修理してもらうことをオススメします。

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ガス給湯器のトラブルで必要な応急処置とは?

生活に欠かせないガス給湯器ですが、トラブルが発生した場合は健康被害も懸念されるため決して軽視はできないものです。ただし、トラブル発生時に正しく対処できていれば、そこまで怖がる必要はありません。最後に、万が一の際に備えて、トラブル発生時の正しい対処法について解説をして終わります。是非覚えておくようにしましょう。

異変に気付いたらすぐに使用を中止する

お湯が出ない、水がでないだけではなく、給湯器から変な音がする、異臭がするなどの場合はすぐに給湯器の使用を中止しましょう。給湯器の使用を中止することで、被害の悪化を防ぎます。給湯器に顔を近づける、直接見に行くなどば場合によっては危険となるため、給湯器に近づいて何かを確認する必要はありません。

操作パネルのエラーコードを確認する

給湯器には室内から確認できる操作パネルが付属しており、基本的にはキッチンやお風呂に備え付けられています。お湯が出ないと気付いた時は、その操作パネルを確認してみましょう。操作パネルには、給湯器トラブルがあった際にはトラブルの原因についてエラーコードと呼ばれるコードで表示される仕組みになっています。エラーコードはメーカーによって違うため、エラーコードの内容が分からない時にはインターネットで検索したり、直接メーカーに問い合わせる、あるいは手元に説明書がある場合は説明書を確認しましょう。

業者に修理依頼をする

エラーコードを確認し、トラブルの内容について確認出来たら、今度は業者に修理依頼をするようにしましょう。エラーコードを確認しておく必要があるのは、業者に修理依頼する際にスムーズだからであり、余裕がないという方は先に業者に連絡をしても問題ありません。ただし文中でも触れているように、給湯器の修理は自力ではできないものです。そのため、必ず業者に連絡をして対応してもらうようにしましょう。

まとめ

弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。