ブログ

突然洗面台から水漏れ! 自分でできる対処法はある?

お役立ちコラム

歯磨きやヘアセットなどの身だしなみ、洗濯物の手洗いなど、洗面台はさまざまな用途で毎日使いますよね。洗面台は、日々の生活には欠かせない水回り設備のひとつです。しかし洗面台を使用する家族が多い、家で仕事をしているから洗面台をよく使うなど、洗面台の使用頻度によっては洗面台に負荷がかかりすぎてしまっていることもあります。その結果、想定していなかったタイミングで突然水漏れしてしまうこともあります。こんな時、多くの方が焦ってしまい、対処法に悩まれるかと思いますが、洗面台の水漏れトラブルは事前に対処法を知っておくと、万が一トラブルが発生しても落ち着いて対処することができます。また、DIYなどに慣れている方であれば、内容によっては自分で修理できるものもあります。今回はそんな洗面台からの水漏れに関して、水漏れを起こしている場所別の対処法について詳しく解説していきます。

水漏れ箇所別の原因と対処法

ではさっそく、水漏れしている箇所別の修理方法について詳しく解説していきます。また、水漏れしている原因についても知りたいという方は多いかと思いますので、水漏れしてしまう原因についても触れていきます。まずは慌てず水漏れしている箇所を特定し、水漏れ箇所別に対処してみましょう。

※各作業に入る前に必ず行うこと

どんな作業や水漏れに対しても、まずは流れ続ける水を止める必要がありますので、洗面台の止水栓をしめましょう。洗面台の止水栓は、洗面台下の排水管横などに設置されていることがほとんどです。蛇口のようなひねりが付いていることもあれば、マイナスドライバーを差し込んで回し込む必要のあるものもありますので、必要に応じてマイナスドライバーを用意しましょう。止水栓をしめればまずは問題なく水が止まります。これ以降の作業は、工具を使用したり部品を自分で調達する必要がありますので、「難しい」「よく分からない」と不安があるようであれば、この段階ですぐにプロの修理業者に依頼するようにしましょう。またDIYに慣れているという方でも水漏れ修理を完全に直すのは難しい場合も多いですので、対処方法を行った後に必ずプロの業者に連絡し、問題がないか確認してもらうようにすると安心ですよ。

◎合わせて読みたい記事!
蛇口からの水漏れ、応急処置はコレだけでOK!
https://www.elife-suidou.com/2022/08/24/8536/

蛇口の吐水口からの水漏れ

▶原因
蛇口の吐水口からの水漏れの原因のほとんどは、ケレップ(節水コマ)と呼ばれる部品の劣化や摩耗です。吐水口を分解していくと、凸状の部品が確認できるかと思います。その特徴的な部品がケレップです。このケレップの劣化や摩耗の度合いによっては、ポタポタと少量の水が流れ出るような水漏れの場合もあれば、ドッと流れ出るようにして水漏れしてしまうこともあります。どちらの水漏れにしても内部部品の問題であれば、止水栓を閉める前の段階で蛇口をしめても水漏れが続きます。

▶対処方法
ケレップは、ホームセンターなどでも比較的簡単に入手できる部品のひとつです。しかし、蛇口のメーカーや品番によって使えるケレップが変わってきますので、部品を買う際はメーカーと品番に注意をして購入するようにしましょう。

接続部分からの水漏れ

▶原因
蛇口のハンドルと本体から水漏れしている場合は、ハンドルと本体の接続部分のゆるみが考えられます。この場合は故障というよりは、使用しているうちにゆるんでしまってりるだけですので、接続部分を締め直すだけで水漏れは収まります。しかし、接続部分を締め直しても水漏れが収まらない場合は、本体内部にあるパッキンの摩耗や劣化が考えられます。

▶対処方法
まずはスパナやレンチなどを使用し、接続部分のナットを掴んで締め直しましょう。その際に締めすぎると、蛇口やナットに負荷がかかってしまい、破損の原因になりますので、力加減には注意が必要です。接続部分のゆるみを取り除いた後に一度止水栓をあけ、水漏れがあるか確認しましょう。水漏れが続いているという場合は、再度止水栓をしめ、本体内部のパッキンを新しい物に交換することでほとんどの場合は水漏れが落ち着きます。パッキンはホームセンターなどで簡単に入手ができますが、規格が違うと入りませんので、購入前に使えるパッキンかどうかを確認しておくとスムーズです。

床と配管の取り合い部分からの水漏れ

▶原因
実は意外多くて気付かれにくいのが、床と配管の取り合い部分からの水漏れです。これは床と配管部分のズレにより引き起こされる水漏れで、目に見えにくい床部分がじわじわと水漏れしていきます。少量の場合は数ヶ月気付かないなんてケースも珍しくなく、床や周辺部材の腐敗、腐敗などによる臭い、水道料金の値上がりなどの異変によって気付くケースが多いです。床と配管部分は基本的にはズレにくい構造であるものの、劣化によって部品が摩耗することによってズレてしまうこともありますし、地震などの揺れや衝撃によって徐々にズレてしまうこともあります。

▶対処方法
床と配管のズレは、基本的には業者による修理が必要となります。しかし応急的な処置であれば、ズレている部分に防水テープを巻きつけたり、パテを塗り込むなどして対処することは可能です。とはいってもあくまでも一時的な処置で、場合によってはパテなどが固まってしまい修理の妨げになることもありますので、応急処置をした後でも必ずプロの業者に修理を依頼するようにしましょう。

◎合わせて読みたい記事!
洗面台の床下から水漏れ! 原因と対処法のご紹介
https://www.elife-suidou.com/2022/07/26/8321/

排水管からの水漏れ

▶原因
排水管からの水漏れは、排水管の劣化や衝撃が加わったことによるひび割れが原因であることが多いです。排水管ですので、この場合止水栓には関係なく、水を流すのをやめればそれ以上水漏れが悪化することはありません。排水管からの水漏れも床部分と同様気付きにくいものですが、異臭やカビ臭さなどにより気付くことが多いです。

▶対処方法
排水管の交換は業者に行ってもらう必要がありますが、今の水漏れを悪化させないためには、排水管の下にバケツなどを置き流れ出てくる水を受け止めることができるようにしておきましょう。また修理が完了するまでは水は使わないようにするのが、望ましいです。小さな亀裂であれば、防水テープを巻きつけることで、一時的に使うことができる場合もありますが、無理に使い続けようとせず早めに業者に修理依頼をしましょう。

◎合わせて読みたい記事!
排水管の継ぎ目から水漏れ! 業者に依頼するとどんな修理が必要になる?
https://www.elife-suidou.com/2023/03/24/9730/

洗面所で起きる水漏れは、最初はほんのわずかなにじみやしずく程度であることも多く、つい「そのうち直そう」と放置してしまいがちです。しかし、こうした軽微な水漏れでも、放置すれば重大な被害に発展するリスクがあります。ここでは、洗面所からの水漏れを放置することでどのようなトラブルが起こり得るのか、具体的なリスクについて解説します。

水漏れが続くと、床や壁の内部にまで水分が染み込み、建材の腐食や劣化を引き起こします。特に洗面所はクッションフロアや合板など、水に弱い素材が使われていることも多いため、少量の水でも長時間触れることで変色・膨張・ひび割れといった症状が現れやすくなります。さらに、水分を含んだ建材が乾燥しにくくなることでカビやダニの温床となり、室内の空気環境の悪化にもつながります。見た目の問題だけでなく、住宅の耐久性や健康被害のリスクにも直結するため、早めの対応が重要です。

洗面台の下や壁の中など、普段は目にしない場所で起きている水漏れは、気づいたときにはすでに被害が広がっているというケースも珍しくありません。例えば、排水管の継ぎ目からわずかに水が漏れていた場合でも、それが数日〜数週間続くことで床下に染み込み、見えない場所でカビや腐食を引き起こすことがあります。こうした“見えない被害”は、修理の際に床の張り替えや壁の解体が必要になることもあり、想像以上の費用と手間がかかります。水漏れを見つけたら、たとえ少量でも早急に対応することが被害を最小限に抑えるカギです。

洗面所の周囲にはコンセントや照明器具、給湯設備など、電気設備が集まっていることも少なくありません。水漏れが電気系統に影響を与えた場合、漏電やショートを引き起こし、最悪の場合は火災につながる危険性もあります。とくに洗面台下や壁の中で水が広がっていると、漏電のリスクは高まります。こうした電気との複合トラブルは重大事故に直結するため、少しでも「水の近くに電気がある」と感じたら、すぐに業者へ連絡をしましょう。水と電気は非常に相性が悪く、命に関わる事故を招く恐れがあることを忘れてはいけません。

水漏れを初期段階で対処すれば、部品交換やシーリング補修など比較的簡単な処置で済むことがほとんどです。しかし放置して被害が進行すると、床材の張り替え、壁内部の補修、配管の全面交換など、大がかりな修繕が必要になります。場合によっては複数業者の介入が必要になり、修理費用が数十万円に膨らむこともあります。また、水漏れが原因で他の部屋にまで影響が及んだ場合、居住空間の一部が一時的に使用できなくなるなど、生活にも支障が出る可能性があります。結果として、初期に数千円〜数万円で済んだはずの修理費用が、大きな経済的・時間的負担となるのです。早期対応の重要性は、こうした費用面から見ても明らかです。

洗面所の水漏れを放置すると、湿気がこもりやすい状態が長期間続き、害虫の温床になってしまう恐れがあります。特にシロアリは湿った木材を好んで生息し、床下や壁の内部に入り込み家の構造を蝕んでいきます。さらに湿気が多いと、粉ダニやチャタテムシなどの微小な害虫も繁殖しやすくなります。これらの害虫は一見目立たない存在ですが、放っておくとアレルギーや皮膚炎などの健康被害を引き起こす可能性もあります。洗面所は毎日使う場所でありながら、湿気がこもりやすい閉鎖空間のため、ちょっとした水漏れでも害虫にとっては格好の住処になります。害虫の発生は住宅の劣化だけでなく、住む人の健康にも悪影響を及ぼすため、水漏れに気づいたらできるだけ早く対処することが大切です。

合わせて読みたい記事!
キッチンに粉ダニが発生する原因&対処法とは? 予防法も解説!
https://www.elife-suidou.com/2023/09/27/10610/

洗面所の水漏れを予防する方法はある?

面所の対処法は、特にDIYなどが不慣れな方にとっては難しく感じる内容も多かったのではないかと思います。大変な思いをする前に、できれば水漏れが起きないように注意したいところですよね。では、ここから洗面台の水漏れを日々の生活の中で予防する方法について解説をしていきます。日頃から水漏れに対して関心を持ち注意をしておくことで、大きな水漏れトラブルを防ぐことにもつながりますので、是非実践してみてください。

日頃から水漏れの確認を行う

大きな水漏れトラブルにしないためにも、日ごろから掃除の際や洗面台を使用した際などに、蛇口や排水管などから水漏れしていないか確認するようにしましょう。突然水漏れが発生してしまうことももちろんありますが、多くの場合は水漏れの予兆が現れます。例えば蛇口のハンドルがゆるくなってきた、水がわずかだけど漏れ出ている、洗面台下部の排水管がある辺りが湿っぽい・・・などです。こうした予兆に気付くためには、日頃から注意して確認していくことが必要です。特に排水管部分は気付きにくい場所ですので、意識的に確認する必要があります。

◎合わせて読みたい記事!
住宅の水漏れには予兆がある?夏は水漏れトラブルが起きやすい?
https://www.elife-suidou.com/2022/07/01/8215/

洗面台まわりにホコリや髪の毛、石けんカスなどがたまっていると、排水口の詰まりや水はけの悪化を引き起こす原因となります。詰まりが続くことで排水管に負荷がかかり、水漏れへと発展するケースも少なくありません。とくにヘアキャッチャーや排水口のフタ部分は汚れが付着しやすいため、こまめに掃除しておくことが大切です。また、洗面台の周囲が常に濡れていたり、湿気がこもっていたりすると、カビや雑菌が配管部分に悪影響を与えることもあります。配管内部にヘドロやぬめりが発生すると、水の流れが悪くなるだけでなく、悪臭や水漏れのリスクを高める要因になります。洗面台まわりを常に清潔な状態に保つことは、衛生的にも、機能的にも非常に有効な予防のひとつといえます。

洗面台下の収納スペースは便利な収納場所ですが、ここに物を詰め込みすぎてしまうと、排水管に物がぶつかってパーツが緩んだり、劣化に気付きにくくなったりするリスクがあります。特に洗剤ボトルやストック品など、背の高い容器を無理に押し込んでしまうことで、知らず知らずのうちに排水ホースが押し曲げられていたというケースもあります。また、収納物の圧迫によって排水管の継ぎ目からじわじわと水が漏れ出すこともあり、気づいたときには床板が腐っていたという事例も少なくありません。収納スペースには余裕を持たせて、排水管に負荷をかけないようにしましょう。見える位置に劣化や湿気のサインがないかも定期的に確認するように心がけると、早期発見にもつながります。

意外と見落とされがちなのが、地震や大きな振動のあとに発生する配管のゆるみです。洗面所の配管は非常に繊細な構造になっている場合もあり、小さな揺れであってもパッキンがずれたり、ジョイント部分が緩んだりする可能性があります。特に築年数の経過した住宅では、金属部品が劣化していることもあり、地震の後に「気づかないうちに水漏れしていた」という事態になりやすいのです。また、近隣で大型工事が行われているような地域では、継続的な振動によって配管の劣化が進むことも考えられます。大きな揺れを感じた後は、念のため洗面台下や壁際の配管部分に異常がないかを確認しましょう。わずかな水たまりや、異音、においの変化なども水漏れの前兆です。日頃からの意識が、大きなトラブルの予防につながります。

業者に定期的なメンテナンスを依頼する

内部部品の劣化や排水管の劣化などは、プロの業者でなければ交換の判断が難しい場合もあります。また適切なタイミングで交換をすることで、水漏れを事前に防ぐことができ、大きな二次トラブルにつながる前に阻止できます。そのため、洗面台を含めて家の中の水回り設備は、定期的にプロの業者にメンテナンスを依頼することをオススメします。つい最近もとある自治体の施設が、配管トラブルによりトイレが使えない、天井から水漏れしている・・・などとニュースに取り上げられている事例がありました。実はこうしたトラブルは一般的な住宅にも起こりやすく、洗面台もその可能性があるひとつの水回り設備です。大きなトラブルにつながる前に、業者にメンテナンスを依頼し不安を取り除いておきましょう。

◎合わせて読みたい記事!
水道工事の業者の選び方! 初めて依頼する際は何を見て決めるべき?
https://www.elife-suidou.com/2022/09/07/8676/

まとめ

弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。

LINE友だち追加で
5000円オフ!