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排水管の内視鏡カメラってなにをするの?

お役立ちコラム

内視鏡カメラと聞くと、みなさん内臓に使用するものをイメージされるかと思います。しかし実は、排水管にも内視鏡カメラというものが存在します。排水管トラブルで原因によっては「内視鏡カメラを試しますか?」と聞かれることもあるかもしれませんので、その存在を知っておいて損はありません。そこで今回は、排水管の内視鏡カメラについて詳しく解説をしていきます。

排水管の内視鏡カメラという言葉を、初めて聞いたという方も多いかもしれません。排水管の内視鏡カメラは、管内カメラなどと呼ばれることもあり、実は一般家庭でも度々使われている業者のアイテムです。ではそんな排水管の内視鏡カメラには、いったいどんな役割があるのでしょうか。まずは排水管の内視鏡カメラの役割について、一緒に見ていきましょう。

排水管は建物内であれば壁や床に埋め込まれているため、なかなか簡単に排水管を取り外して内部を確認するということは難しいです。そのため、排水管の中で起きているトラブルを予測すること市ができません。しかし内視鏡カメラを使うことで、排水管の内部がどうなっているのか、鮮明な動画や画像で確認をすることができるのです。

排水管トラブルでは、突然配管がつまったというケースも珍しくなく、なにが原因なのかすぐに分からないことも珍しくありません。異物を落としたことが原因なのか、配管の寿命や管内の汚れの蓄積なのか・・・など原因はいくつかあるため、正確に把握することが難しいこともあります。しかし内視鏡カメラを使うことで、配管内に起きているトラブルを目で見て確認することができるため、その後の対処も正確に行うことができます。また、トラブルが起きている場所も突き止めることができるため、作業を行ううえで分解が必要になってもピンポイントで配管の分解を行うことが可能です。

排水管の内視鏡カメラは、必ずしも行う必要があるわけではありません。しかし、内視鏡カメラを使うことでメリットを得ることができるのも事実です。そこでここでは、排水管の内視鏡カメラを使用することで得られるメリットについて解説します。

排水管の内視鏡カメラは、原因の特定と原因箇所をピンポイントで特定することができるため、「原因が分からないから」という理由で排水管を取り除くといった大掛かりな工事をする必要がありません。トラブルが発生している箇所をピンポイントで修理することで、建物の負担を減らし、工事も最小限に済ませることが可能です。ただしトラブルの内容にもよるため、原因によっては大掛かりな工事が必要になる可能性があることも頭に入れておくことは大切です。

排水管の内視鏡カメラは、正確なトラブルの原因を特定することができるため、原因不明の排水不良などといったトラブルにも柔軟に対応できます。異物が流れてしまっている場合でも、気付かない間に流れている場合や、小さなお子さんが流してしまった場合などもあるため、依頼主が原因を把握していないことも多いです。そんな時に排水管の内視鏡カメラは、配管への負担を最小限にして原因を特定できるというメリットがあります。

異物が流れ込んだことによるつまりと、汚れの蓄積によるつまりでは、対処法が異なります。配管内に異物が流れ込んでいる場合は、高圧洗浄機や設備取り外しなどの対応で異物除去をする必要がありますし、汚れの場合は薬剤の使用で溶かす必要がある場合もあります。このように配管内のトラブルの原因によって対処法は変わるため、原因が分からないと手当たり次第に対処法をとって様子を見るということしかできません。しかし内視鏡カメラで事前にトラブルの原因が分かっていれば、対処法も限られてくるため無駄な作業が発生せず、費用や作業時間も最小限で済みます。

排水管の内視鏡カメラと聞くと「マンションやビルとかでしかやってくれないんじゃない?」「個人宅向けではないんじゃない?」と、疑問を持たれる方も多いです。しかし近年では、個人宅の排水管の内視鏡カメラを取り扱う業者も増えており、個人での依頼も可能となっております。では、実際に排水管の内視鏡カメラを依頼する場合は、どんなときに依頼すればいいのでしょうか。「軽度なつまりで依頼してもいいのか不安」という方も多いかともいますので、ここでは実際に依頼されているケースと照らし合わせて、個人の方がどんなときに排水管の内視鏡カメラを頼んでいるか見ていきましょう。

排水管内に異物を落としてしまい、取り除けなくなってしまったという場合に、内視鏡カメラを依頼する方は多いです。排水管内の内視鏡カメラは、異物の落ちた位置や入口からの距離まで特定できるため、取り除く作業をふくめて依頼する方がほとんどです。

「考えられる対策や対処法はすべてやったけれど、排水管が原因不明の排水不良や異臭がしている」といったトラブルがきっかけで、排水管の内視鏡カメラを依頼する方も多いです。多くの場合は排水管の奥の部分でつまりや破損などが起きていることが多いのですが、正確な場所が把握できず対応できないということもあるため、内視鏡カメラで原因の特定と修理を同時に依頼する方が多いです。

業者に依頼したけれど原因特定できず、排水管トラブルが改善しなかったときに、セカンドオピニオンや原因の特定のために排水管の内視鏡カメラを依頼する方もいます。原因が正確に特定できないと、プロの業者であっても適切に対処できないこともあります。そのため、内視鏡カメラを使ってしっかりと特定してから改善しなかった部分の対処をしてほしいと依頼する方も多いです。

ここまでで、排水管の内視鏡カメラを依頼してみようかな、と思われた方も多いのではないでしょうか。しかしその前に、いくつか注意しておくべき点があります。そこで最後に、排水管の内視鏡カメラを依頼する前に知っておいていただきたい注意点について解説をして終わります。

排水管の内視鏡カメラの費用相場は、5万円~10万円となっています。これは使うカメラの種類や、作業費用などもふくまれているため、業者によっても違いますし作業内容によっても違います。それでも比較的高額な費用となるため、依頼する前には可能であれば相見積もりなどを請求して業者の比較検討が必要です。内視鏡カメラを扱う業者は多くはないため、地域によっては相見積もりが難しいケースもあります。

内視鏡カメラが進むことができないほど大きなつまりが排水管内にある場合、先につまりの除去を行う必要があります。そのため、配管の状況によっては作業時間が長くなってしまったり、その日のうちに改善しない可能性もあります。つまりの除去費用などもかかるため、予想できないつまりなどのトラブルがあった場合は、追加費用が発生する可能性も頭に入れておきましょう。

弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。