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屋外水栓から水漏れする原因&対処法とは?

お役立ちコラム

庭の水やり用、ペットの水遊び用、玄関などの掃除用など、さまざまな目的や用途に応じて屋外水栓は設置されています。しかし、生活している中で目が届きにくい場所でもあるため、水漏れが発生していても気付くことが遅れてしまうことも多いです。そんな屋外水栓ですが、なぜ水漏れをしてしまうのか、その原因についても気になるところですよね。そこで今回は、屋外水栓が水漏れしてしまう原因と、万が一水漏れしてしまった場合の正しい対処法について詳しく解説をしていきます。

屋外水栓の種類を意識する機会は少ないかと思いますが、家庭用として使われている屋外水栓の種類は3種類ほど存在しています。まずは自宅の屋外水栓がどの種類なのか、確認しておくようにしましょう。屋外水栓の種類や特徴を知っておくことで、水漏れしやすい場所なども意識することができるため、いち早く水漏れトラブルに気付きやすくなります。

散水栓とは、地面の給水栓にホースをつなぎ、水の給水を受けるタイプの水栓です。学校の校庭や野球場などの広い設備がある場所に設置されることが多いですが、一般家庭でも広いお庭があり家庭菜園などで効率的に散水したい方には、人気がありよく選ばれている水栓です。ただし給水栓とホースをつなぐ工程に手間がかかるため、使用するには工程の慣れが必要です。

住宅の外壁に蛇口を取り付けるタイプの水栓は、壁水栓と呼ばれています。住宅と外壁の距離が近いため汚れやすいというデメリットもありますが、場所を取らず設置できるため、水栓のスペースを十分に確保できないという住宅でも問題なく設置できます。シンプルな形状のため手入れもしやすく、目立たない場所に付けることで住宅の外観にも影響を及ぼしません。

立水栓は日本の戸建て住宅の屋外水栓として、一番人気がある種類の水栓です。デザインも豊富で住宅の外観や庭のイメージを壊さずに、インテリアとして楽しむこともできます。コンパクトなタイプの立水栓もありますが、一般的な大きさだとある程度の設置スペースが必要になるため、特にリフォームなどで後付けする場合は注意が必要です。

ここまでで、自宅の屋外水栓がどの種類に分類されるか、確認していただくことができたのではないでしょうか。では、屋外水栓がなぜ水漏れをしてしまうのか、その原因についてここからは一緒に確認していきましょう。

蛇口の内部には部品がいくつか存在しており、蛇口を使用することで劣化したり摩耗していきます。通常通り使っていても、ある日突然水漏れを起こすようなこともあり得ます。蛇口内部品の劣化や摩耗で起きる水漏れトラブルはさまざまで、ポタポタと静かに伝うような水漏れを引き起こすこともあれば、蛇口のハンドルをしめても水が止まらないと言った深刻な水漏れを引き起こすこともあります。多くの場合、ポタポタと蛇口の吐水口や根本から伝い落ちるような水漏れの仕方をするため、屋外水栓からの水漏れが発生していても気付けないことが多いです。

壁水栓や立水栓で多いのが、蛇口根本のシールテープの劣化です。蛇口根本にはしっかり取り付けをしても、必ずわずかな隙間が生じます。そのため、シールテープと呼ばれるテープ材で隙間を埋めて、蛇口根本から水が溢れ出ないように固定しています。しかし、ホースなどの振動や衝撃が加わってしまってシールテープに影響が出たり、シールテープそのものの劣化によって、根本に隙間が生じて水漏れにつながることがあります。

各水栓は給水管から水を得て、蛇口やホースから水を出すことができます。しかし、時に配管のトラブルで、屋外水栓が水漏れが発生することがあります。特に水漏れに気付きにくいのが散水栓です。散水栓の給水管は地面に埋まっているため、水漏れが起きていても気付けないことが多く、気付いた時には既に大きな水漏れトラブルに発展していたなんてことも実はよくあります。

蛇口本体の劣化や故障が起きている場合は、蛇口から水漏れが起きることがあります。地震や台風などの強風で巻き込まれた飛来物の影響、また散水栓であれば踏んでしまったなどのトラブルで、蛇口が故障することがあります。またその他に、蛇口の寿命は一般的には10年程度と言われているため、寿命で劣化しており水漏れが発生している可能性もあります。

屋外水栓から水漏れしていることに気付いたら、これからご紹介する対処法を取るようにしましょう。急を要するような水漏れトラブルの場合は焦ってしまいがちですが、まずは冷静に対処することが望ましいです。万が一の際に備えて、ぜひ覚えておくようにしましょう。

屋外水栓の水漏れを止める方法としては、止水栓がある水栓の場合は止水栓をとめる、ない場合は家全体の給水を停止する元栓をとめることです。止水栓や元栓をしめることで、一時的ではあるものの今出ている水漏れトラブルを止めることができます。しかし注意したいのが元栓をしめる場合です。元栓は住宅のトイレやキッチンの水栓などもすべてストップさせてしまうため、家族が室内にいる場合は一声かける必要があります。元栓は長らく触れていないと、錆び付きなどで固くなっていることがあるため注意しましょう。

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止水栓・元栓をしめることができたら、次に行うステップとしては、水漏れ修理業者のプロの業者を呼ぶことです。DIYなどに慣れている人であれば「自分で部品の交換くらいはできる」と思われるかもしれませんが、水回り関係のトラブルは他の場所でも水漏れトラブルが起きていることも珍しくありません。原因を正しく突き止めるためには、やはりプロの目で確認をしてもらい、正しい処置をしてもらうことが一番です。どんな業者を呼ぶべきか悩んでいる方は、ぜひお住まいの地域に対応している水道局指定業者を探すようにしてみてください。水道局指定業者は、地方自治体や水道局が公的に認めている安心・安全の業者ですので、初めて依頼する方でも信頼して作業を任せることができます。

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屋外にあり、その形状からも水漏れに気付きにくい屋外水栓ですが、水漏れにはいち早く気付きたいものですよね。そこで最後に、奥がいい水栓の水漏れに早く気付くための方法をご紹介します。ぜひ定期的にチェックして、水漏れなどの異常がないか確認してみてください。

水道メーターは使用している時に「パイロット」と呼ばれる丸い円盤が、メーター内でくるくると回転しています。水を使っていない時は動かないため、自宅内のどこかで水漏れが起きていないか確認するには便利なものでもあります。水を使っていない状態で水道メーターを確認し、もしパイロットが回っているようであれば自宅内のどこかで水漏れが発生している可能性がありますので、プロの業者に相談しましょう。自覚のない水漏れにも気付けるきっかけとなりますので、ぜひ水道メーターを上手く活用してみてください。

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屋外水栓を使用するついでに、蛇口や蛇口根本部分、散水栓であれば地面などが濡れていないか確認をしましょう。意外と屋外にある水栓は、濡れていても「結露のせいかな」「前日の雨のせいかな」と思い込んでしまい、気付けないことが多いです。そのため、意識的に目を向けて水漏れが起きていないか確認することが大切です。前日が雨などで分かりにくい場合は、一度水滴を拭き取ったあとに確認することで、水漏れの有無をより正確に判断することができます。

プロの業者による定期的なメンテナンスを実施しましょう。定期的なメンテナンスでは、水漏れの有無だけではなく、劣化症状や交換する必要がある部品の有無なども確認してもらえますし、その場で対応してもらうことも可能です。水漏れの早期発見だけではなく、未然に防ぐ効果もあるため、積極的に定期的なメンテナンスを行うと安心です。実施するタイミングはお好きなタイミングで問題ありませんが、室内の水回り設備のメンテナンスと同時に依頼すると、一度に家全体の水回りを確認してもらえるためオススメです。

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弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。