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キッチンのシンク(流し台)交換時期&費用相場について知りたい!

お役立ちコラム

毎日使うキッチンで、特に重要な部分がシンク部分です。お料理をする際にはもちろん、食器洗いなども行うため、キッチンの中では特に劣化・摩耗などで消耗が早い部分でもあります。そんなキッチンのシンクですが、寿命があるのをご存じでしょうか。なんとなく頑丈そうに見えるシンクですが、キッチンのシンクは適切な時期にメンテナンスを行わないと、水漏れや穴あきなどのトラブルが発生することもあります。キッチンのシンクからのトラブルは、キッチンだけではなく付近の床や壁にまで影響が及ぶこともあるため、放置できません。本記事ではそんなキッチンのシンクのトラブルを防ぐために、適切な交換時期や交換費用相場について詳しく解説をしていきます。

冒頭で少し触れた部分もありますが、キッチンのシンクの劣化を放置すると、さまざまなトラブルが発生する可能性があります。ここでは、キッチンのシンクの劣化を放置することで起きる可能性があるトラブルについて、ひとつずつ解説をしていきます。

キッチンのシンクは、劣化により耐久性が低下してきたり、熱いお湯をかけてしまうなどの本来の使い方ではない使い方をしてしまうことで、穴あきやひび割れが発生することがあります。穴あきやひび割れは、当然水漏れにもつながり、シンク下収納や更に下の床材、壁材などが水漏れ被害にあってしまう可能性が高まります。

耐用年数を大きく超えてキッチンのシンクを使っていたり、使用頻度が高い場合は、シンクが劣化や摩耗により変形してくることがあります。変形下シンクは、排水が上手くいかなくなってしまうことによりカビが発生してしまったり、食材カスや石鹸カスが蓄積され菌が繁殖することによる悪臭を放つことがあります。

使用年数に応じて、シンクの傷が増えていきます。その結果、傷の溝に汚れが溜まりやすくなり、細菌が繁殖してしまったり、全体的にシンクがよどんで見えるようになってしまいます。特にステンレス製のシンクの場合は、最初の頃は研磨剤できれいに磨けていても、劣化に伴いどんどんきれいにならなくなっていきます。キッチンをインテリアの一部として採用している間取りでは、シンクの汚れが気になるという方も多いです。

キッチンのシンクの劣化を放置すると、さまざまなトラブルが起きるということが分かりましたね。特に、見た目だけではなく水漏れトラブルなどの被害はとても深刻で、一度発生してしまうと建物にも大きなダメージを与えかねません。では、そのような被害を起こさないために、キッチンのシンクは適切な時期に交換する必要があります。ここでは、キッチンのシンクの適切な交換時期について解説をしていきます。

キッチンのシンクは使用頻度だけではなく、使用しているシンクの素材によっても変わってきますが、一般的には20年が交換の時期の目安だとされています。20年を超えてくると、シンクのさまざまな劣化症状が目立つようになります。キッチンの天板(作業台)も20年程度が交換目安の時期となるため、天板と一緒に交換される方も多いです。

20年がキッチンのシンクの交換時期だとしても、使用状況によっては20年を超える前に交換が必要になるキッチンもあれば、20年を超えても問題なく使えているキッチンもあります。そのため、シンクの交換時期の検討も兼ねて、年に1回程度の点検を実施するのが望ましいです。特にキッチンは、シンクだけではなく上下水道やガスなども関わるため、安全に生活するためには定期的な点検が必要となります。

キッチンのシンクの交換時期について知っていただくことができたかと思います。では、実際に交換が必要になった際は、どのくらいの費用で新しいシンクに交換することができるのでしょうか。ここでは、キッチンのシンクの交換費用について解説をしていきます。

一般的なステンレス製のキッチンシンクであれば、10万円前後が交換する際の費用相場となります。しかし、ステンレス製以外の人工大理石、ホーローなどの素材を使用したシンクの場合、30万円程度が相場になります。サイズやシンクのグレードによっては更に高額になることもあります。天板と一緒に交換する際は、更にここに天板の撤去費用と天板台が加算され、10万~20万円程度金額があがります。

キッチンのシンクが劣化しているということは、キッチン全体も劣化しているということでもあるため、部分的な交換ではなく全体の交換をされる方も多いです。一般的なI型や壁付型で、開口が2,100~2,550mm全後のサイズであれば、交換費用の相場は80万円前後となります。ただし食洗器の追加や換気扇やパネル、天板などのグレードアップを行っている場合や、L型など特殊なキッチンタイプの場合は100万円を超えることもあります。

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ここまでで、キッチンのシンクの交換費用について解説をしてきました。実際に交換する際には、費用の支払い計画も大切になりますよね。そのためある程度時間に余裕を持って、キッチンのリフォームや支払い計画を立てておくことが一番です。しかし、ここで注意していただきたいことが一点あります。それは、キッチンのシンクのみの交換ができないケースもあるという点です。シンクのみの交換で費用計算をしていたのに、突然できないと言われてしまうと困ってしまいますよね。そこで最後に、これからリフォームをしようと考えている方に注意喚起の意味も込めて、キッチンのシンクのみの交換ができないケースについて解説して終わります。

最近はこのような、継ぎ目の少ない天板とシンク一体型のキッチンが人気です。繋ぎ目のない一体型デザインは、キッチンに限らずトイレや洗面ボウルなどでも人気のあるデザインになっています。見た目がスタイリッシュで、キッチンの場合は凹凸が減ることでお手入れがよりしやすくなるというメリットがあります。しかし、天板とシンクが一体型のキッチンの場合は、シンクのみを取り外すことができず、交換する場合は天板とシンクのセットで交換しなければいけなくなるため、該当する方は注意が必要です。

キッチンは、希望に応じて開口や高さなどを特注して作ることができるタイプもあります。特注は同じ仕様でも既製品より、使いやすく満足度が高いことで人気があります。特注と聞くと、広い住宅の広いキッチンといったイメージをされる方も多いですが、狭小住宅に合うコンパクト設計なキッチンも既製品になければ特注対応となります。そのため、開口に関わらず特注している方が当てはまります。特注していてもシンクは既製サイズで対応している場合は問題がありませんが、シンクも広くあるいは狭くしている場合は、シンクのみの交換ができないケースがあります。特注でシンクを発注するか、キッチンそのものを交換する必要があるため、特注サイズのキッチンを使用している方はリフォーム前に業者によく確認をしましょう。

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