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エアコンに黒カビができる原因&解決法とは? メンテナンスは季節の変わり目に!

お役立ちコラム

9月に入っても猛暑日が続く日本の気候ですが、それでも朝晩は少しずつ過ごしやすい時間も増えてきましたよね。このようにして徐々に気温が下がってくると、使う頻度がさがってくるのがエアコンです。使わなくなったらついその存在も忘れてしまいがちなエアコンですが、みなさんは使わなくなったエアコンをそのまま放置してしまってはいませんか? 「使う前に掃除したから大丈夫」と思われている方も多いかと思いますが、エアコンは使った後のお手入れも大切になります。特に夏の時期が終わるとエアコンには黒カビが発生しているケースが多く、季節の変わり目を利用して対策をしておくことが必要なのです。今回はそんなエアコンの黒カビについて、黒カビができる原因と、できてしまった黒カビの解決策について詳しく解説をしていきます。

エアコンに黒カビができる原因とは?

使用前に綺麗に清掃している、あるいは業者にクリーニングを依頼しているというご家庭であっても、条件が揃ってしまうと黒カビが発生することはよくあることです。黒カビ含めたカビ全般はどこにでも生息しているものですが、特に夏の時期のエアコン内は黒カビが生息しやすい環境がそろいます。

湿度が高くなる

エアコンを使っている室内は、湿度が低くなりやすく乾燥しやすくなります。エアコンによる湿度低下により喉を傷める原因になったり、夏風邪の原因になることも知られていますよね。そのためエアコン=湿度が低いもの、と認識している方も多いかと思います。しかし実際には、エアコン内は室内に送る空気を冷却するためにエアコン機体内に結露が生じやすく、稼働中は湿度が高くなりやすいのです。エアコンを使っていて水が垂れてくる、フィルターに水滴を見つけたなどの経験があるかと思いますが、これはエアコン内部の湿度が高くなってしまったことが原因で発生しています。湿度は水滴などのトラブルの他に、黒カビの発生原因にもなるため、高湿度なエアコン機体内はカビの繁殖が盛んになり黒カビが発生するリスクが高まるのです。

汚れが付着する

エアコンは室内の空気を巻き上げて空気を冷やす性能上、室内にある小さなホコリやチリを吸い込んでしまうことがあります。その結果、エアコンのフィルター部分に汚れが付着し、夏の期間中だけでも汚れが蓄積されていきます。エアコンに付着した汚れの中には、黒カビが栄養分として好む有機物が含まれているため、汚れが黒カビの増殖を助長させる原因にもなってしまうのです。

使用中止時に温度が高くなる

エアコンは、生活スタイルによってずっと付けっぱなしにしているというご家庭もあれば、家にいる時間に合わせて付けたり消したりするご家庭もあるかと思います。ふたつを比べると必要に応じて付けたり消したりする方が、節電や必要な時以外に使わない方が経済的のも環境にもいい、といった面もありますよね。しかし実は、夏の間は使用していない時間が長いと室内温度が高くなり、黒カビが繁殖しやすい環境になってしまうのです。また夏は帰省や旅行などで長期間エアコンを使わないケースも増えますので、温度が高い夏の期間にエアコンに黒カビが発生しやすくなります。

温度の下げ過ぎ

湿度が高くなるとエアコンの黒カビが発生しやすいと解説をしましたが、設定温度を下げ過ぎてしまうことで内部結露がしやすくなることもあります。真夏の冷房設定温度は28℃が推奨されていますが、環境や体に負担をかけない以外の理由として、内部結露を防止する意味合いもあります。熱い屋外から帰ってきたらつい低温で部屋を冷やしたくなってしまいますが、設定温度が低すぎることでエアコンに負担をかけてしまうため注意が必要です。

エアコンに黒カビができた時の解決策とは?

エアコンに付く黒カビはクラドスポリウムと呼ばれ、一般的に黒カビに分類されるカビの種類は170種類以上あるとされています。目に見えない胞子や小さな黒カビなどは、室内外ともに存在しています。しかしエアコンや食品などに付着することで、黒カビの胞子を人間が吸い込んでしまいやすい環境になるため人体に有害なカビともされています。そのため黒カビを見つけたら一刻も早く取り除きたいものですよね。ここでは、エアコンに黒カビができてしまった場合の解決策について順番に解説をしていきます。是非参考にしてみてくださいね。

エアコンの電源を抜く

エアコンは電化製品です。そのため内部結露が発生していることによる感電や、掃除中の故障を防ぐために最初にエアコンの電源を抜くようにしましょう。エアコンは高い位置に設置されていることが多いですので、脚立や椅子などを用意しヘルメットなど万が一の際に備えた安全対策をとった上で、電源を抜きましょう。万が一この時に水滴などがエアコン電源付近にある、または水漏れトラブルが発生しているなどの場合は、他のトラブルが同時に起きてしまっている可能性が高いです。自分で対処しようとせず、すぐにプロの業者を呼ぶようにしましょう。

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フィルターを掃除する

エアコンのカバーを取ると内部にフィルターがあるのが確認できるかと思います。このフィルターは取り外しができるものと、できないものがありますが、取り外しができるものであれば簡単に手で取り外すことが可能です。フィルターを取り外した後は、掃除機やホコリ取りなどでフィルターのホコリや汚れを除去した後に、スポンジで優しくなでるようにして汚れを落とし水洗いをしましょう。水で落ちない汚れはカビ取り洗剤を用いて落とすことで、きれいに落とすことができます。洗剤を使用した場合は洗い残しに気を付け、しっかりと洗い流すように気を付けましょう。完了したら乾いたタオルでしっかりと水気を取り、自然乾燥やドライヤーによる乾燥を施した後に元の場所に戻しましょう。取り外しができなタイプのフィルターであれば、雑巾で対応するなどしてできる限りフィルターに付着している黒カビが空気中に舞ってしまわないような対応が必要です。

吹き出し口を掃除する

続いてエアコンの吹き出し口も掃除をしていきましょう。エアコンの吹き出し口は、ホコリ取りなどで押し付けるようにして汚れを取るか、雑巾で拭くようにして汚れを取りましょう。この時に部屋に汚れが落ちないように床部分にビニールシートを敷いておくと、掃除後も部屋に汚れやカビが広がるリスクを抑えることができます。落ちない汚れの場合は、こちらも同様にカビ取り洗剤を使用して擦るようにして汚れを落とし、水拭きでしっかり洗剤を落とした後に乾いた雑巾などで仕上げ拭きを行いましょう。水気を残したままだと黒カビの原因になるため、拭き残しには注意が必要です。

エアコンの黒カビ除去はプロの業者に依頼するのがオススメ!

エアコンに黒カビが付いてしまった時の解決策についてお話をしてきましたが、いかがだったでしょうか。説明を見るとカビ取り掃除は簡単なようにも見えますよね。しかし実は、エアコンの掃除はとても難しい掃除でもあります。エアコンにはフィルターや吹き出し口以外にも、さまざまな部品が含まれており、間違った掃除を行ってしまったり内部部品に洗剤が付いてしまうと、故障原因にもつながるのです。そのため、エアコンの黒カビは極力プロの業者に依頼し解決してもらうようにしましょう。

定期メンテナンスは1~2年に一度

黒カビが発生したタイミング以外にも、カビを予防し安全にエアコンを使っていくためには、定期的な業者によるメンテナンスも大切です。特にエアコンは使用頻度が高いことから、1~2年に一度メンテナンスをしてもらうのがオススメです。また一度黒カビが発生したエアコンでは、そうでないエアコンと比べて黒カビが発生する可能性が高くなります。そのため問題がないと思っていても、定期的にメンテナンスを行うようにしましょう。

季節の変わり目がメンテナンスに最適

次にエアコンのメンテナンス時期についてですが、夏や冬など冷暖房を常時稼働しているタイミングではなく、季節の変わり目などでエアコンを使わなくなったタイミングがオススメです。業者によるエアコンのクリーニングは、エアコンの大きさなどにもよりますが4~5時間に及ぶこともあります。そのため真夏や真冬など、エアコンで室内温度を調整している時期では、クリーニング中の室内が過ごしにくくなります。エアコンのメンテナンスは、季節の変わり目に実施することで依頼もしやすくなるため、計画の際は春や秋などに合わせて依頼することをオススメします。

まとめ

弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。