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キッチンの給湯器からポタポタ水漏れ!原因と対処法は?

お役立ちコラム

給湯器は給水された水をお湯に変えて、住宅のお湯を必要とする蛇口に届ける働きがあります。特に冬場はお湯が冷たく、キッチンでもお湯を使うという方は増える時期です。昔ながらのお住まいや寒冷地などにある場合では、室内側のキッチンの壁に小型給湯器(ガス瞬間湯沸かし器)が付いている家庭もあるかと思います。今は見る機会が少なくなった小型給湯器ですが、使用頻度が増える冬のこの時期、水漏れトラブルは多くなります。今回はそんな小型給湯器の水漏れトラブルについて、水漏れの原因と対処法について解説をしていきます。小型給湯器をお使いの方は是非参考にしてみてくださいね。

そもそもキッチンの給湯器ってなに?

キッチンの小型給湯器、今では新築住宅に取り入れられる例が少なくなり、なかなかその姿を見る機会はなくなりました。一般的な給湯器は外に付いているものですが、そんな給湯器が室内についているというだけでも驚かれる方は多いのではないでしょうか。今回はキッチンの小型給湯器について、一体どんなものなのかを最初に解説していきます。今現在水漏れトラブルにお悩みで急いでいるという方は、このトピックのひとつ先にお進みください。

国内初の給湯器は1930年頃に登場

1930年以前の日本では、お風呂は銭湯に行くというのが一般的でした。しかし1930年頃に国内初の給湯器が登場してから年数をかけて一般家庭にも給湯器が使われるようになり、お風呂は自宅で沸かし入るもの、キッチンでは温かいお湯が使えると、今では当たり前のことが徐々に浸透していくようになりました。1960年代にはキッチン用の小型給湯器が登場し、1970年代に屋外型の給湯器が一般的になっていきました。しかし今でも会社の給湯室や住宅などで、キッチン用の小型給湯器が使われていることがあります。

小型給湯器の仕組み

小型給湯器は別名ガス瞬間湯沸かし器ともいい、使いたいタイミングですぐにお湯に切り替えることができる便利な設備です。小型給湯器のボタンを押し本体に内蔵されているバーナーに着火します。着火後は推薦が開きガスにバーナーが着火し、流れ込む水が加熱されてお湯となって蛇口から出てくるという仕組みになっています。小型給湯器は「元止め式」と「先止め式」の2タイプあり、元止め式は住宅に多く使われ、先止め式は会社など大きな規模で使用する際に使われることが多いです。元止め式は作り出したお湯を本体内に留めており、お湯は本体から伸びたシャワーホースを使用して使います。そのためキッチンそのものの水栓からお湯は出せません。先止め式は作り出したお湯を水栓側に留めているため、水栓側に調整器具がありそこでお湯のオンオフを調整することができます。

小型給湯器のメリットとデメリット

メリットとしては、小型給湯器は取付が簡単であるため大きな工事の手間がなく、必要な時に電源を付けて使うため電気代の節約にもなります。動作音については物によりますが最近出ているものは、外に設置するタイプのものよりも動作音が小さく、室内についていても気になりません。デメリットとしては、一度に大量のお湯を作ることができないため、いくら電気代の節約になると言ってもシャワーなど大量にお湯を使う場面では使えません。また室内側についているため、万が一ガス漏れや不完全燃焼が生じた際は、命の危険度が高くなります。

キッチンの給湯器からの水漏れ、原因と対処法は?

キッチンの給湯器からの水漏れの原因を知るためには、まずはどこから水漏れしているかを確認しましょう。また製品によっては、後ダレといって故障ではなく自然現象で水漏れのような症状が発生することもあります。正しい対処を行うために、ポタポタと水漏れの音がする、または水道代が高くなっているなどの異常がある場合は、キッチンの給湯器に異常がないかよく観察するようにしましょう。

給湯器本体からの水漏れ

本体からの水漏れの場合、経年劣化などによる故障が考えられます。一般的に小型給湯器の寿命は10年程度と言われており、使用頻度が高い場合は10年を迎える前に故障してしまう場合があります。ただし注意したいのが、ガス漏れや不完全燃焼による一酸化中毒です。室内側にあるため万が一があると大変危険ですので、ガスのような臭い、またはボンとした爆発音、異音に気付いたら、ただちに使用を中止しプロの業者に連絡するようにしましょう。可能であれば異変に気付いた際に、空気を吸い込まないように注意しながら換気を行っておくと安心です。ガスの臭いがした場合はガス栓をしめるなどし、屋外に避難するなどすると安心です。また給湯器本体からの水漏れは新しい物への交換が必要になるケースが多いです。

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給湯器から大量に水漏れ、放置すると命の危険も! 原因と対処法のご紹介
https://www.elife-suidou.com/2022/07/30/8346/

エラーコードが表示されている場合は、エラーコードから故障の原因を知ることができます。給湯器のエラーコードについては、以下の記事で解説をしておりますので、こちらも合わせてご覧ください。

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給湯器の燃焼ランプが付いたり消えたりするのはなぜ? 夏は故障が多い?
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シャワーノズルからの水漏れ

シャワーノズルからの水漏れの場合、シャワーノズル部分内部の部品が劣化していたり、破損していることが原因の可能性が高いです。またヘッド以外のノズル部分に破損があると、お湯を使用するたびに水が染み出してしまったり、水圧が弱いなどのトラブルが発生します。対処法は部品の交換になります。小型給湯器の部品は、ホームセンターに取り扱いがない場合もありますので、ホームセンターで部品を購入する際は行く前に確認しておくと安心です。またなにが対応しているか、メーカーに問い合わせるなどするとサイズが合わないものを買ってしまうということも避けられます。トピック冒頭で述べた「後ダレ」についてですが、シャワーヘッド先端を斜めにしたままにすると、使用停止後もしばらくポタポタと水が流れて落ちてしまうことがあります。これは自然現象で故障ではありません。シャワーヘッドを平行にしポタポタとした水漏れが落ち着けば問題ありません。小型給湯器を使用する際は、シャワーヘッドの角度にも注意しましょう。

配管からの水漏れ

寒い地域では、給水管が寒さにより凍ってしまい、破損してしまうといったトラブルが多く発生しています。また比較的温暖な地域であっても、夜中や明け方に急に冷え込むことで配管が凍結してしまうことがあります。凍結してしまった場合、蛇口やシャワーヘッドから水もお湯も出ない状態になります。対処法としては水が自然に溶けるのを待つか、ぬるま湯などをかけて溶かしていくなどです。配管そのものが破損している場合は使用を中止し、新しい配管に交換する必要があります。小型給湯器には凍結予防ヒーターや運転機能が備わっている場合がほとんどですので、寒いことが予測される日などには凍結防止機能を有効活用するようにしましょう。

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冬は水道管の凍結に要注意! 万が一の際の対処法と防止策とは?
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キッチンの給湯器から水漏れしたら、どんな業者に依頼すればいい?

使用していて初めて水漏れした、という方はどんな業者に連絡をすればいいのか・・・悩んでしまいますよね。テレビコマーシャルやインターネット広告などでよく見かける水回りのトラブルレスキュー業者に連絡すればいい、と思われる方がほとんどかと思いますが、依頼する前には必ず依頼しようとしている業者について調べてからにしましょう。広告詐欺などで一部の悪徳業者によるトラブルが報告されており、インターネットなどの広告に表示されているからきっと安心だ、と思いこまないようにしましょう。では、キッチンの給湯器から水漏れしたら、どんな業者に依頼すればいいのでしょうか。

必ず専門資格の保有を確認する

キッチン用の給湯器は見た目が小型なため、DIYに慣れている方であれば「自分でもメンテナンスや取付工事ができるのではないか?」と思われるかもしれません。しかし小型であったとしても、ガスに関する専門資格を持った人でなければ取付工事をすることができません。これは給湯器が「特定保守製品」というものに分類されるためです。特定保守製品とは経年劣化や故障によって、安全上支障が生じ身体的または生命の危険があるとされているものに付けられるものです。文中でも触れていますが給湯器は、ガス漏れや不完全燃焼といった危険な故障を伴う可能性があります。そのためDIYや取り外し、修理などを個人で対応するのは大変危険です。もちろん業者で慣れているからといって資格を保有していなければ、給湯器の取り外しや設置などはできません。給湯器の修理ができると言っている業者であればまず間違いなく資格を保有しているはずですが、念のため依頼する前に確認し、現場作業員がきちんと資格を持っているかどうかも聞いておくと安心です。

破格の広告を出している業者には要注意

今はインターネット広告が普及し、さまざまな分野の企業が広告で消費者を集めようと努力しています。また消費者が簡単にインターネットを介して料金の比較検討ができるため、広告表示を最低価格にして「安さ」を売りにしているところは多いです。しかしその中で、明らかに他と比べて安すぎる、という業者は要注意です。広告の中に別途料金になるものが記載されている場合はその記載を確認し、その金額を含めて他の業者と同じくらいであれば問題ありませんが、明らかに安すぎる金額の上に別途料金の記載がない場合は注意が必要です。依頼したら追加料金や工事をとられ、広告で見た料金と違うというケースは度々報告されています。どの企業も企業努力で安い工事の実施に向けて価格競争を行っていますが、その中に悪徳業者が潜んでいることがありますので、安すぎるなと感じる場合は見積もりをよく確認してから契約をするようにしましょう。大体どのくらいが安すぎるのか、という点ですが、他の業者の工事費用よりも10%以上安い場合は注意する必要があります。工事は無料でできるわけではありませんので、安くできる限界が必ずあります。そのため安すぎる、というのはなにか裏がある、違う部分で追加費用を取って利益にしているなどの可能性があります。

業者の対応も確認しよう

今はインターネット広告が普及し、さまざまな分野の企業が広告で消費者を集めようと努力しています。また消費者が簡単にインターネットを介して料金の比較検討ができるため、広告表示を最低価格にして「安さ」を売りにしているところは多いです。しかしその中で、明らかに他と比べて安すぎる、という業者は要注意です。広告の中に別途料金になるものが記載されている場合はその記載を確認し、その金額を含めて他の業者と同じくらいであれば問題ありませんが、明らかに安すぎる金額の上に別途料金の記載がない場合は注意が必要です。依頼したら追加料金や工事をとられ、広告で見た料金と違うというケースは度々報告されています。どの企業も企業努力で安い工事の実施に向けて価格競争を行っていますが、その中に悪徳業者が潜んでいることがありますので、安すぎるなと感じる場合は見積もりをよく確認してから契約をするようにしましょう。大体どのくらいが安すぎるのか、という点ですが、他の業者の工事費用よりも10%以上安い場合は注意する必要があります。工事は無料でできるわけではありませんので、安くできる限界が必ずあります。そのため安すぎる、というのはなにか裏がある、違う部分で追加費用を取って利益にしているなどの可能性があります。

まとめ

弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。