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給湯器の燃焼ランプが付いたり消えたりするのはなぜ? 夏は故障が多い?

お役立ちコラム

9月に入って猛暑日のような命の危険を感じるような暑さは段々と落ち着いてきましたが、それでも多くの地域ではまだ暑い日々が続いています。そんな中で大活躍しているのが給湯器です。夏場は汗をかくためシャワーに入る回数を増やすという方もいらっしゃいますし、害虫や悪臭防止のために食器を普段よりもこまめに洗うという家庭も多いかと思います。

暑い夏にお湯を使う場面のイメージがしにくいものですが、このように他の季節よりもお湯を使う機会が増えます。そんな給湯器ですが夏になると「給湯器の燃焼ランプが点滅している」というご相談を多く受けます。実はこれは夏の暑さが原因している現象のひとつです。給湯器は年間を通して使用していくもので、本来であれば「故障しやすい時期」というものは存在しません。ですが給湯器本体が経年劣化などによりメンテナンスが必要であるにも関わらずそのまま使い続けてしまっている場合、故障しやすい状態であるのは確かです。

そこに環境的要因を受け故障を誘発することはよくあることです。特に給湯器をよく使用する夏場は、使用頻度や台風、猛暑など給湯器に負担がかかりやすい時期であるため故障が増えやすいタイミングです。まだまだ給湯器の出番の多い季節ですので、給湯器の異変に気付いたらどうするべきか対処法を知っておくことも大切です。

給湯器の燃焼ランプが付いたり消えたりしている場合の対処法

給湯器の燃焼ランプが付いたり消えたりする理由はさまざまです。経年劣化による故障や部品の劣化などの他に、給水管の異常によるものや電気系統トラブルなど、中には不完全燃焼など命に関わる重大なサインである可能性もあります。そのため給湯器トラブルは住宅設備の中でも慎重に対処しなければなりません。万が一の際に備えて覚えておくと、焦らず正しく対処することもできます。それではさっそく給湯器の燃焼ランプが付いたり消えたりしている場合の対処法を一緒に確認していきましょう。

エラーコードを確認する

給湯器のランプが付いたり消えたりしていることに気付いた場合は、一度給湯器の使用を中止しエラーコードを確認しましょう。地震などが発生した後の点滅であれば安全装置が作動したことによる点滅の可能性もありますが、そのほとんどの場合は異常を知らせる点滅であることが多いです。エラーコードは給湯器(リモコン)に表示されるものですので確認自体は難しくはありませんが、表示されたコードは数字やアルファベットの組み合わせのため一目見ただけで何のエラーコードかまでを理解するのは難しいです。エラーコードを確認したら、給湯器のメーカーを確認し説明書が手元にあれば説明書で、なければインターネットでメーカーのエラーコード一覧を確認することができますので調べるのもおすすめです。エラーコードと一緒にその場合の対処法も書いてありますので、実践できるようでしたら行うようにしましょう。やり方が分からないなどの場合は給湯器のメーカーに問い合わせるようにしましょう。また念のため下記の②③も同時に確認すると安心です。

エラーコードが確認できない場合

電気回線のトラブルの場合、エラーコードの確認ができないケースもあります。もし、家全体に停電が起きているのであれば、電気が復旧するまで待つようにしましょう。復旧後問題なく使えることがほとんどです。家全体の電気に問題がなく、給湯器のみ停電しているような場合は給湯器内部の電気回線もしくは給湯器のリモコン付近での漏電、断線などが考えられます。万が一漏電だった場合とても危険ですのでコンセントなどに触れないようにし、給湯器の故障を扱う業者に相談し指示を仰ぎましょう。

ガス漏れをしていないか確認する

次にガス漏れをしていないか臭いを確認しましょう。ガスの臭いを感じた場合はすぐに換気を行い、火を使っているなどの場合はすぐに止め安全の確保を優先しましょう。その後ですぐに業者に連絡をとるようにしましょう。集合住宅などにお住いの方は万が一の場合被害が他住居に及ぶ可能性があるため、管理会社または大家さんに報告も合わせてするようにしましょう。その場合業者は管理会社または大家さんが既に決めている場合もありますので、業者の手配は報告をし業者を自分で呼ぶべきか確認してからの方が安心です。

給湯器本体から水漏れがないか確認する

給湯器は外についているため、給湯器から水漏れをしていることに気付かなかったなんてこともよくあります。給湯器の水漏れはそのまま放置すると重大な被害につながる場合もあります。そのため給湯器付近が濡れていないか、中を開けて水漏れした形跡はないか念のため確認しておくと安心です。給湯器本体からの水漏れについては別記事でもご紹介しておりますので、是非合わせてご覧ください。

合わせて読みたい記事!
給湯器から大量に水漏れ、放置すると命の危険も! 原因と対処法のご紹介
https://www.elife-suidou.com/2022/07/30/8346/

夏に多い「間欠燃焼」、故障ではありません!

ここまで読んでいただいて「エラーコードも表示されていないようだし、ガス漏れや水漏れでもない、お湯も普通に使えている。なのにずっと給湯器の燃焼ランプが付いたり消えたりしている」とお悩みの方がいらっしゃるかもしれません。そんな時は「間欠燃焼」の可能性があります。夏場は気温が高くなることにより給湯器の設定温度よりもお湯が熱く出てしまう場合もあります。これは故障でもなんでもなく気候によるものですので仕方ないことです。ですが実際に設定した温度がぬるめだった場合、いきなり熱いお湯が出てきてしまうと困ってしまいますよね。

そのため給湯器はこの「熱く出てしまう」部分を調整するために、自動で燃焼をさせたり止めたりする機能がついています。お湯を使っているのはずなのに燃焼ランプが消えている、または付いたり消えたりしているというのはこういった機能が正常に稼働しているためです。そのため心配はいりません。とはいっても夏以外でも燃焼ランプが付いたり消えたりしている、ランプがよく点滅しているなどの場合には何らかの異常が起きている可能性もあります。「何か変だな」「よく点滅しているな」と感じた方は業者にメンテナンスを依頼し、その原因が本当に間欠燃焼であるのか確認すると安心ですよ。

給湯器の寿命を延ばし安全に使うために

私たちの生活に欠かせない給湯器ですが、時には不完全燃焼などにより最悪の場合命に関わる重大な事故を招く恐れがあります。そのためどんな小さな異変でも必ず確認をし、必要があれば業者に修理依頼をすることも大切です。またできれば壊れてから依頼するのではなく、壊れないように定期的にメンテナンスを行うことが大切です。極端な寒さや暑さは給湯器にも負荷がかかるものですので、今まで普通に使えていた給湯器も突然故障してしまう、なんてこともよくあることです。季節の変わり目などには一度メンテナンスについて検討することをおすすめします。

また給湯器はメンテナンスしなければならないタイミングを見逃してずっと使っていたとなると給湯器も更に故障しやすい状態になっている可能性があります。給湯器のメンテナンス推奨期間はメーカーにもよりますが一般的には「10年に1度」と言われています。急にお風呂が使えなくなった、などお湯が急に使えなくなるということは生活にも急に影響を及ぼすことになります。予測できないタイミングでの故障は経済面でも予測のできない痛い出費となってしまいます。そのため推奨されたメンテナンス期間を意識し、異変があった場合はメンテナンス期間前でもすぐに修理の依頼をするようにしましょう。

まとめ

弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。