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年末の水回りのお掃除、プロも使う技をご紹介! 汚れをスッキリ落とす方法とは?

お役立ちコラム

年末が近づいてくるにつれて「今年もお掃除をしなければいけない」「なんだか億劫だな」と感じている方、多いかと思います。なんとなく年末のお掃除となると、普段よりも手の込んだ大掛かりなことをしなければいけないのでは? と考えている方もいらっしゃるかと思います。しかし普段のお掃除に一手間加えるだけで、ほとんどの場合は綺麗な状態にすることができます。気が重くて年末の掃除を開始できないという方も、是非本記事を読んで簡単なものからチャレンジしていただければと思います。また普段から使える掃除術でもありますので、汚れをため込まないよう、年末だけではなく時間がある時の普段のお掃除としても是非取り入れてみてくださいね。

水回りのお掃除①:キッチン

お料理を頻繁にしているというご家庭では、キッチンの汚れるスピードも速く、忙しくて掃除が追い付かない・・・なんて方も多いのではないでしょうか。キッチンは調味料、油、石鹸カス、水垢など、さまざまな物を使う分、種類の異なる汚れが広範囲に付きやすい場所です。そのため掃除を怠ってしまうと色々な種類の汚れが蓄積されてしまうため、掃除をするのも一苦労です。ここではそんな面倒な汚れを簡単に落とす方法について解説していきます。

ガスコンロ五徳の汚れ

ガスコンロの五徳は、油や調味料汚れが蓄積され、火に直接当たることで焦げができてしまうことがあります。放置して長い時間が経ってしまった五徳は、洗剤を使って少しこすったくらいでは、元の状態に戻りません。このような場合は、沸騰洗浄&漬け置きで綺麗になります。

▶用意する物
・掃除用洗剤
・スポンジ
・鍋(五徳全体が入るもの)
・掃除用重曹

▶掃除する方法
①五徳の汚れを洗剤とスポンジで軽く落とし、十分にすすぎます。
②鍋に五徳を入れ、水1ℓ+重曹大さじ1~2杯を入れます。
③鍋に火をかけ、沸騰させます。
④様子を見て5分程度沸騰させ、火を止めます。
⑤自然に冷めるのを待ち、漬け置きしておきます。
⑥お湯が冷めたら取り出し、スポンジでこすり、十分にすすいで完成です。

ガスコンロ天板や周辺の油の汚れ

五徳に汚れが蓄積されているというご家庭は、天板にも同様な汚れが蓄積されてしまっているというケースが多いです。特に天板部分は面積が大きい分、汚れが付きやすく溜まりやすい場所でもあります。五徳と同じ重曹を使って簡単に汚れを落とす方法をご紹介します。五徳を掃除するついでに、ガスコンロの天板も綺麗にしちゃいましょう。また以下で解説している重曹スプレーは、キッチンパネルなどに付いた油跳ねにも有効です。

▶用意する物
・スプレーボトル
・スポンジ
・掃除用重曹
・掃除用手袋
・キッチンペーパーや清潔な台拭きタオル

▶掃除する方法
①最初に重曹スプレーを作っておきます。
 スプレーボトルに水:重曹を1:2の割合で入れ、混ぜ合わせます。
②天板の上の汚れを簡単に拭き上げます。
③重曹スプレーを吹きかけ、スポンジで円を描くように汚れを除去していきます。
※汚れが落ちない場合、スプレーを吹きかけ5~10分ほど放置しましょう。
④最後に天板をキッチンペーパーなどで拭き上げて完了です。

食洗器の汚れ

食洗器は清潔に使っているつもりでも、意外にも汚れが蓄積されているものです。また洗剤で洗っているから綺麗だと思われがちな内部は、実は野菜カスなどの蓄積によりカビが発生していた・・・なんてことも有り得ます。食洗器を清潔に保つためには、食洗器のお掃除も欠かせません。中には重曹やクエン酸を直接食洗器内に使用する掃除方法もありますが、メーカーによって故障してしまう場合もあり、少しリスクがあります。そのため今回はどの食洗器にも対応可能な掃除方法について解説をしていきます。

▶用意する物
・スポンジ
・掃除用洗剤
・掃除用手袋

▶掃除する方法
①ゴミ溜め部分のゴミを取り除く。
②各部品を取り出し、キッチンシンクなど食洗器外の部分で掃除用洗剤とスポンジで汚れを落とす。
③汚れが落ちたら洗い残しが出ないように、しっかり水ですすぎます。
④取り外せないパーツは清潔な布巾などで汚れを拭き取る。
⑤パーツを戻し、完了です。

水回りのお掃除②:洗面台

洗面台は身だしなみチェックや、歯磨きなどで毎日使う方がほとんどかと思います。しかし、洗面台もまた汚れが蓄積されやすい部分でもあります。洗面台は特に手洗い、歯磨きなどによる石鹸カスの蓄積や、髪の毛やヒゲなどの体毛による汚れ・つまりが非常に多く見受けられます。毎日綺麗にしているつもりでも汚れが蓄積されることにより、その先にある排水管につまりが発生してしまうこともあります。

ヘアキャッチャーの汚れ

ヘアキャッチャー部分の汚れは、放置してしまうと雑菌が繁殖してしまい、腐ったような臭いを放つ場合もあります。そのため年末だけではなく、週に数回のお掃除は必須です。特にヘアキャッチャーの汚れだけを取り除くのではなく、凹凸部分に入り込んでしまった汚れも綺麗に落としておくと、より清潔な状態を保つことができます。

▶用意する物
・掃除用洗剤
・使わない歯ブラシ
・掃除用手袋
・キッチンペーパー

▶掃除する方法
①ヘアキャッチャーを取り出し、髪の毛などのゴミを取り除きます。
 この際キッチンペーパーなどを利用すると、ドロッとした汚れも掴み取りやすくなります。
②次に掃除用洗剤と使わない歯ブラシを使い、ヘアキャッチャーをゴシゴシこすり洗いをします。
③汚れやヌメリが十分に取れたら、水ですすぎます。
 この際小さな汚れなどが残っていた場合、そのまま排水管に流すのではなく、手で取りゴミ箱に捨てるようにしましょう。
 これで作業は完了です。

水回りのお掃除③:トイレ

こちらも毎日使う水回り設備で、汚れが一番溜まりやすい場所です。そのためしっかりお掃除をして、清潔に保ちたいものですよね。トイレの汚れは放置することで害虫が発生してしまったり、壁や床に尿が飛び散っている場合は衛生上もよくありません。毎日ピカピカにしている時間がないよ、という方でも年末の空いた時間を利用して、しっかり掃除をしていきましょう。

トイレの天井・壁・床

大掃除の際の基本は、高い所から掃除をしていくことです。こうすることで綺麗にしたところに、上からホコリが落ちてきてしまうといったことを予防します。日本のトイレは個室になっていることが多く、必要最低限の造りで狭いという間取りが一般的です。そのため脚立や梯子では作業できない場合があるため、取手が長くなるタイプのフローリング用ワイパーなどを使う方法でご紹介していきます。

▶用意する物
・はたき
・取手が長いフローリング用ワイパー
・掃除用雑巾
・床用掃除洗剤

▶掃除する方法
①取手が長いフローリング用ワイパーで天井のホコリを落とします。
 ワイパー先に付けるものは、乾いているシートと濡れているシートがあるかと思いますが、最初は乾いているシートを使用しましょう。
②天井のホコリが落ちたら、今度は濡れているシートを使って、こするように天井の予後を落としていきましょう。
③続いて壁の掃除を行います。手の届かないところは天井と同様の要領で掃除を進めていきます。
 収納部分ははたきを使ってホコリを落としていきましょう。
④手の届く範囲からは掃除用洗剤を使用して、飛び散った尿などの汚れを落としていきます。
 便器には意外にも隙間が多く、腰掛る高さ付近にも汚れは飛び散ってしまうことがあります。
⑤最後に床の掃除をします。最初はワイパーでホコリを取り除き、最後に掃除用洗剤でゴシゴシこすり汚れを落としていきます。
 これでトイレの天井・壁・床の掃除は完了です。

トイレの便器本体+ウォシュレット

トイレの中で一番汚れる部分が、便器本体です。普段から掃除をしているという方も多いかと思いますが、つい放置してしまっていた・・・という方は、この機会にしかっりとお掃除をしていきましょう。便器の掃除を放置してしまうと、夏場は害虫の発生を招く可能性もあり、衛生面にもよくありません。今回は年末の掃除としてのご紹介ですので、普段手が届きにくい場所の掃除方法についても解説をしていきます。

▶用意する物
・トイレ用ブラシ
・使わない歯ブラシ2本
・トイレ用洗剤
・トイレットペーパー
・掃除用手袋

▶掃除する方法
①便器本体の掃除から先に始めます。
 まずはトイレ用ブラシにトイレ用洗剤を使用し、便器全体の汚れを落としていきます。
②トイレ用ブラシで落とせる範囲の汚れを落としたら、歯ブラシに持ち替えます。
③トイレ用歯ブラシにトイレ用洗剤を付け、トイレ便器の淵の裏側をこすっていきます。 
 素手で行うと便器内に手が触れてしまうため、必ず掃除用手袋を使用しましょう。
④ここまで完了したら一度水を流し、便器内に溜まった汚れを流します。
⑤続いてトイレットペーパーにトイレ用洗剤を付け、トイレの淵や便器サイドを拭き上げます。
 この際に便器裏やウォシュレット部分も掃除をしましょう。
⑥可能であれば先ほどと別の歯ブラシを使用し、ウォシュレットノズル部分をこすり洗いしましょう。
 ノズル部分は便が付着しやすい場所ですので、しっかり汚れを落としましょう。
⑦最後にしっかり水をかけて洗い流し、トイレ掃除は完了です。

水回りのお掃除:水回り共通の汚れ

それぞれの場所別に、お掃除の解説を行ってきました。ここからは、全ての水回りに共通している部分のお掃除方法について解説していきます。少し手間がかかるものもありますが、年末やその他時間がある時に是非チャレンジしてみてくださいね。

排水管の汚れ

排水管の汚れは、目に見えないため気付いた時には「排水口から水が逆流してきた」「床が水浸しになっていた」なんてことが起こり得ます。そのため定期的に掃除をしていただきたい部分でもあります。排水管は手が届かない場所のため、強力な洗剤を使用してのお掃除をオススメしていますが、小さいお子さんの手に触れないよう注意しましょう。

▶用意する物
・パイプ用洗剤

▶掃除する方法
①パイプ用洗剤を排水管に流し入れます。
 この時換気は必ず行うようにし、他の洗剤と混ざらないよう注意が必要です。
②洗剤の種類によって異なりますが10~30分間、放置をします。
③水を十分な時間(1分~3分程度)流し、完了です。

蛇口やその周辺の水垢汚れ

水回り設備では、どうしても水垢汚れの悩みは付き物です。お風呂の鏡、シャワーヘッド、キッチンや洗面台などの蛇口、シンク・・・水を使う場所であれば、どこにでも水垢は発生します。ただし定期的にお掃除をしないと、どんどん水垢は溜まりウロコのうな分厚い汚れへと変化していきます。

▶用意する物
・クエン酸系洗剤
・ラップ
・掃除用スポンジ
・研磨剤

▶掃除する方法
①水垢はアルカリ性の汚れのため、酸性の洗剤で落ちます。
 汚れが付いて間もない水垢であれば、クエン酸系洗剤を吹きかけスポンジで優しくこするだけで落ちます。
②上記の方法で落ちない場合、水垢にクエン酸系洗剤を吹きかけラップをして30分程度放置します。
 水垢とクエン酸が密着することで、①で落ちなかった汚れが落ちる可能性があります。
③これでも落ちないという場合は、研磨剤を使用し水垢汚れを削り取りましょう。
 物理的に水垢を削り落とすことで汚れを落とすことができます。
 しかし表面を削り取っているため、常用してしまうと設備を傷める可能性もあり注意が必要です。

換気扇の汚れ

換気扇は普段手の届かない場所にありますが、水回り設備のどの場所にも設置されています。しかし掃除がしにくい分、気付いたらホコリが溜まっていたりカビが発生していた・・・ということは、よくある話です。せっかく綺麗に掃除しても、換気扇からホコリが落ちてきてしまったり、お子さんの口に入ってしまうこともあります。そのため時間がある時にしっかり掃除をしておきましょう。

▶用意する物
・掃除機
・掃除用雑巾
・掃除用手袋

▶掃除する方法
①換気扇の電源を完全に落としたことを確認し、換気扇カバーを外します。
②ホコリ汚れは掃除機で吸い取ります。
③カバー自体は雑巾で丁寧に拭き上げます。
④万が一カビが発生しているようであれば、カビ取り洗剤を使用し汚れを落としていきます。
⑤ファンが取り外せるようであれば、カバーと同様に掃除を行います。
 取り外しが難しいようであれば、付けたまま手の届く範囲で掃除を行いましょう。
⑥ファンとカバーを取り付けて、完了です。

どうしても落ちない汚れは、プロの業者に依頼しよう!

紹介されている方法を試したけれど、期待する効果が得られなかった、また時間がなくて掃除に時間をかけられない・・・という方は、プロの業者に掃除をお願いしてしまうのも手です。またプロは家庭で使う洗剤より、強力な洗剤を使うことも多く、家庭での掃除で落とし切れない汚れにも対応することができます。高圧洗浄機などを用いて配管内の蓄積された汚れも落とすことができ、同時にメンテナンスを行うこともできるメリットがあります。年末、楽しい行事もたくさん待っていますが、計画的に掃除を行い気持ちのいい年末をむかえましょう。

まとめ

弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。