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お風呂のカビ取り方法をマスターしよう! 夏に増えるカビの危険性とは?

お役立ちコラム

梅雨が明けてもジメジメとした暑い日が続いていますね。日本の夏は高温多湿で過ごしにくさがあります。特に湿度が高く50%前後から、時には70%を記録することもあります。そんな過ごしにくい日本の夏に体調を崩す人も少なくありませんが、「よく咳がよくでる」「夏風邪をひきやすい」と感じている方は要注意です。実は夏風邪や単なる体調不良ではなく、自宅の中で発生してしまっている「カビ」によるしわざかもしれません。今回はそんなカビと夏の関係性や、自分でできるカビ取りについてご紹介していきます。

夏に多い「肺炎」、実はカビのしわざかも?

エアコンをつけた際に咳き込んでエしまう、水回りに行くと咳込んでしまう。などといった症状がある方は要注意です。長く続くようであればそれは夏風邪ではなく「過敏性肺炎」の可能性があります。アレルギーにより引き起こされるもので、夏場は特に「カビ」が原因になることが多いです。カビは目に見えないほどの小さな胞子を放ち繁殖範囲を広げていきますが、カビが自宅内に発生してしまっている場合、その胞子を自宅で過ごしているうちに吸い込んでしまうことで咳き込んでしまいます。発熱や倦怠感を伴うことも多いため夏風邪と勘違いしてしまい、自宅内の様子が分からないため病院でもそのように診断されてしまうこともあります。「病院に行って薬をもらったのに治らない」「自宅にいると特に咳き込む傾向が強い」方はカビによる「過敏性肺炎」を疑ってみてもいいかもしれません。

お風呂にカビが多いのはなぜ? どんなカビが発生するの?

エアコンや水回りに多くカビが発生しますが、特に発生しやすいのが「お風呂」です。カビは高温多湿で皮脂汚れが多い場所を好む傾向にあり、そういった意味では自宅の中でもお風呂場は特にカビが発生しやすい条件がそろっています。具体的には室温は25度以上、室温は65%以上の条件で、皮脂汚れのほかにも水垢や石鹸カスなどを養分にして繁殖範囲を広げていきます。夏場のお風呂は入浴後も室温が下がりにくく室外の湿度も高いため、換気をしていても状況によってはカビが好む環境になってしまっています。そんなお風呂場のカビですが、大きく分けて3種類のカビが生息しています。それぞれ特徴や見た目が違っているため、自宅のお風呂にカビがないか確認してみてくださいね。

①赤カビ

ピンク色のぬめっとしたカビを見たことはありませんか? 「ピンクカビ」とも呼ばれる赤カビは、水はけの悪い場所に多く繁殖します。そのためシャンプーボトルの底や、浴室床などに発生しやすいです。カビと呼ばれてはいますが、実は赤カビの原因はロドトルラと言う酵母菌で正確にはカビではありません。そのため健康被害などはないものの、その他のカビの発生原因になりやすく、衛生的にもいいものではありません。

②青カビ

食べ物に発生するイメージの強い青カビですが、湿気を好むためお風呂場に発生することもあります。この青カビは、お風呂を何回も使って行く中でできる酸化被膜というものがない状態の給湯器を新しくしたタイミングなどで発生しやすく、流れ込んだ銅イオンが石鹸などと反応して青カビとなります。「カビ臭い」と感じる場合にはこの青カビが発生している場合が多いです。実はこのお風呂場に発生する青カビも、カビと呼ばれていますが人体に影響のないものとされています。そのためバスタブなどについていても問題はないのですが、見た目が悪くそこから汚れが広がる可能性があるため、見つけたらできるだけ除去するのが望ましいです。

③黒カビ

咳などを引き起こすアレルギーの原因となるのがこの黒カビです。お風呂場で発生するカビで一番やっかいなタイプです。タイルの目地、浴槽の隙間、ゴムパッキン、天井などお風呂場のあらゆる場所に生息します。見た目も黒っぽく、表面だけではなく深くまで根を張るという特徴があります。そのため一度綺麗に掃除をしてもすぐに表面に出てきてしまいます。黒カビを「劣化によるもの」と放置されてしまう方も多いのですが、見つけたらすぐに対処した方がいいものです。お風呂掃除の際は注意深く観察してみてくださいね。

自分でできるお風呂のカビ取り方法

カビの特徴についてお話をしてきましたが、カビを見つけたらできるだけ早く対処したいですよね。特に小さいお子さん、ご高齢の方がいらっしゃるご家庭は心配ですよね。今回は自宅にあるもので自分でできるお風呂のカビ取り方法をご紹介いたします。カビの胞子は吸い込んでしまうのは体にとってよくないため、お掃除をされる際は十分に換気を行い、マスクやゴム手袋を装着した状態で行うようにしてみてくださいね。天井などは手の届かな居場所にはクイックルワイパーなどを活用するようにしましょう。

①ぬめっとしたカビには「中性洗剤」

こすればすぐに落ちるような軽い汚れや、どろっとした赤カビには「中性洗剤」がおすすめです。中性洗剤は洗浄力が優しく、お風呂そのものを傷つけずにお手入れすることができます。そのため毎日のお風呂掃除などで使っていただけます。掃除の仕方も簡単でスポンジなどに中性洗剤をつけ、優しくこすり洗いをしてください。強くこすりすぎてしまうと傷をつけて溝を作ってしまい、そこに汚れやカビが発生しやすくなってしまうため注意が必要です。

②しつこいカビには「塩素系洗剤」

中性洗剤で落ちないカビには「塩素系洗剤」がおすすめです。塩素系洗剤は強い殺菌作用があるため、カビの殺菌し繁殖するのを防ぎます。ゴムパッキンやタイル目地などに入り込んだカビにも効果的です。中には泡状の洗剤をかけるだけで数分放置して洗い流すだけの商品などもあり、お風呂の素材や使い勝手などにこだわって洗剤を選ぶことができます。塩素系洗剤は他の洗剤と混ぜてしまうと有毒なガスなどを発生させる場合がありますので、他の洗剤と合わせて使わないよう注意が必要です。

③それでも落ちないカビには「洗剤パック」

塩素系洗剤でしっかり洗っても全然落ちない! という場合には「洗剤パック」がおすすめです。落としたい部分の水分をしっかり拭き上げ、そこに塩素系洗剤を塗布します。普段ならここでこすり洗いなどを行いますが、根の深いカビの場合それだけでは落ちない場合がありますので、洗剤を付けたらこすらずキッチンペーパーを被せ、更に上からサランラップなどで覆いましょう。空気を抜くようにしてしっかり密着させるのがポイントです。こうすることで塩素系洗剤をよりカビに対して浸透させることができます。30分~1時間ほどしたらラップとキッチンペーパーを取り除き、お湯や水で洗い流しましょう。こうすることで落ちにくかったカビ汚れも取り除くことができます。

お風呂のカビを予防するには?

せっかくきれいに掃除をしても、カビをきちんと予防していないとすぐにまた発生してしまいます。お風呂から上がる際にちょっとした工夫をするだけでカビを簡単に予防することができます。まずお風呂から上がる前に50度以上のお湯を全体にかけるようにしましょう。高温の環境を好むカビですが、50度以上のお湯では死滅します。そのためあえて高温のお湯をかけることでカビの発生を予防することができます。その後にタオルなどで鏡や蛇口、壁など可能な範囲の水気を拭き取るようにしましょう。水垢を好むカビにとってこのひと手間が効果的です。またシャンプーボトルを直置きされている方などは収納を買ったり、吊り下げ式などにするだけでも床面とボトルの密着部分からのカビを防止でき、衛生的に使用することができます。

まとめ

今回は夏に発生しやすいお風呂場のカビ取りやその対策についてご紹介してきました。いかがだったでしょうか。日々の生活の中でもカビを予防することは可能ですので、是非今回ご紹介した方法を試してみてくださいね。弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。お風呂場でのトラブルについても対応しております。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。