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悪徳業者による水道工事詐欺に要注意! 知識をつけて自衛しよう!

お役立ちコラム

悪徳業者による詐欺被害は年々増加傾向にあり、またその手口も情勢に合わせて進化を続けています。ちょっとした修理を頼んだだけなのに、突然何十万円もの高額請求をされてしまう・・・といったケースは、詐欺の典型的な手口でありながらも未だに詐欺の被害者は後を絶ちません。詐欺を行う悪徳業者に騙されないためには、詐欺の手口を知り知識を付けることで自衛するしか方法はありません。春になり新年度を迎え、お住まいの環境も変わったという方は多いかと思いますが、一人暮らしの方も狙われやすい傾向にあるため注意が必要です。今回は悪徳業者による水道工事の詐欺を、実際にあった事例を元にしながら詳しく解説をしていきます。詐欺から身を守るためにも、しっかり覚えておくようにしましょう。

水道工事詐欺の手口とは?

まずは、水道工事詐欺の手口について、実際の事例を元に解説します。またここでは実際の事例を元に、どんな点に注目すれば詐欺に気付けたかについても併せて解説をしていきます。悪質な業者に騙されないためには、詐欺の手口や実際に発生している事件を知ることが重要です。万が一、悪質な業者に出会ってしまった場合でも、ここで紹介する内容を思い出して、「詐欺かもしれない」と疑って断ることで、詐欺から身を守ることができます。

訪問営業で高額な商品を買わせる

▶相談事例
「水道局○○○会社」という、水道局と誤解させるような会社名を名乗る男性が訪問し、「1000円で錆びた蛇口を交換する。」と言われ、水道局だと思い宅内にあげてしまった。その後、作業員がもう一人加わり、購入なら10万円、リースならば1ヶ月で3000円の浄水器を勧められた。
(東京都水道局HPより引用:https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/trouble/houmon.html

▶詐欺手口の解説
水道局員などを名乗り訪問し、低価格や無料での点検をうたい契約した後、作業中や作業完了後になんらかの理由を付けて高額な費用の請求をしてくるといった、典型的な訪問営業の詐欺手口です。この時に注意したいのが、悪徳業者が水道局員と名乗っている点です。水道局と言われたら信頼できる機関であると思い、疑わずに依頼してしまいそうになりますが、実際に水道局員が個別に住宅を訪問してメンテナンスをするということはありません。また訪問営業の手口では明らかに高額な費用を請求してくることが多く、その時点でおかしいと気付く方も多いです。今回のケースでは、依頼してもいないの点検にきた、水道局員を名乗る業者がきたという2点から業者が怪しいと判断できます。

水質検査を利用して高額な商品を買わせる

▶相談事例
 「水質検査に来ました。」と言うので、水道局の職員だと思い宅内にあげてしまった。透明なコップに水道水をそそぎ、白い粉を入れるとピンクに変色した。「危険な水です。浄水器を取り付けたほうが良い」と浄水器を勧められ取り付けてもらった。取り付けた後に30万円を請求され、「支払えないので外してくれ」と言ったが、「外せない」と断られた。翌日、仕方なく現金30万円を渡してしまった。
(東京都水道局HPより引用:https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/trouble/houmon.html

▶詐欺手口の解説
こちらも訪問販売と水道局員を名乗る手口まではひとつ上の例と同じですが、その後実際に水質検査などと言って嘘の検査を行い、あたかも異常があるように見せる実演を兼ねた手口です。実際に目の前で危険な水だと言われてしまうと焦ってしまいますよね。悪徳業者はそうした消費者の気持ちの隙に入り込み、上手いように詐欺を働きます。ひとつ上の例を読んでいただければ、水道局員を名乗る時点で怪しいと気付いていただけたかと思いますが、実は水質検査というのも怪しいと判断できるポイントのひとつです。水質検査は基本水道局員が行う検査で、依頼もしていないのに個人宅にわざわざ訪問し行うようなものではありません。そのため水質検査と言われた場合も、怪しいと思うようにしましょう。

低価格で集客し高額な修理費用を請求する

▶相談事例
「通常3~5万円の高圧洗浄が3,000円」と記載されたチラシが投函されていた。以前、下水管が詰まったことがあったので、今月電話で事業者を呼んだ。事業者はマンホールを開けると「詰まりに対応する作業が必要で、1mあたり6,000円で8mの作業になる」と言った。また、木の根の除去作業も必要と説明され、料金は2,000円になると言われた。合計5万円は高いと感じたが、了承して作業をしてもらった。事業者が改めて訪問し費用を支払うことになっているが、やはり高額で納得できない。どうすればよいか。
(独立行政法人国民生活センターHPより引用:https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20201015_1.html

▶詐欺手口の解説
低価格の広告で集客し、実際に依頼すると「このケースは特殊」「トラブルがあったから別途請求する」と依頼した後になって言われたり、悪質なものでは「トラブルがあったから解消したけど追加のお金が発生した。払ってほしい」と事後報告をして請求を迫るような業者もいます。低価格での広告と実際に請求された金額が大きく違うという被害に遭った方は多いです。この場合はチラシが他の業者と比べて異様に安い、という点で業者の怪しさに気付くことができます。どこよりも安い金額設定にしても実際には別途費用を請求してくるため、悪徳業者にとっては広告を出すことに何のダメージもありません。低価格の工事などを売りにしていたとしても、他の業者と比べて異様に安い広告は怪しいと思うようにしましょう。

悪徳な水道工事業者は巧妙な手口で契約を迫り、不当に高額な料金を請求したり、必要のない工事を強要したりします。そうした詐欺に遭わないためには、怪しい業者の特徴をしっかり把握し、見極める目を養うことが重要です。ここでは、よく見られる怪しい業者の典型的な特徴を紹介します。実際に起きている手口と併せて、怪しい業者の特徴を押さえておくことで、より詐欺を防げる可能性が高まります。

悪徳業者は突然の訪問や電話で「今だけの特別価格」「近所でトラブルがあったので点検を無料で」といった口実を使い、急かすように契約を迫ります。時間を与えず即決を求めることで、冷静な判断を妨げるのが狙いです。信頼できる業者は事前に予約や相談を経てから工事を行うため、突然の訪問には慎重に対応しましょう。ただし注意したいのは、すべての訪問業者が悪というわけではないという点です。きちんとした業者でも訪問営業によって、営業活動を行うこと自体は一般的です。そのため、急かしてくるような営業をしていないかどうか、契約する前にしっかりと考える時間をくれる提案があるかなどのポイントを中心にチェックすることで、業者の見極めができるようになります。

怪しい業者は見積もりを出す際、明確な内訳を提示せずにあいまいな説明にとどめる傾向があります。たとえば「材料費や工事費は別途」「追加料金が発生する可能性があります」といった曖昧な言い回しで費用の詳細を隠し、あとから高額請求を行うことがあります。正当な業者であれば、工事内容や費用を詳細に説明し、書面で見積もりを提出するのが基本です。契約前には見積書の内容をじっくり確認し、不明点や疑問があれば納得がいくまで質問し、書面に残しておきましょう。見積もりが曖昧だったり説明が不十分だったりする場合は、依頼を控えることをおすすめします。

水道工事詐欺で最も多い手口のひとつが、本来不要な工事や高価な部品交換を強引に勧めることです。業者は「今すぐ工事しないと水漏れが悪化して大きなトラブルになる」「古くなっているので交換が必要」といった言葉で不安をあおり、消費者に急いで契約させようとします。こうした言葉に惑わされると、実際には必要のない工事に多額の費用を支払うことになってしまいます。怪しい場合は複数の業者から見積もりを取り、内容や金額を比較してみることが重要です。また、水道局指定業者や信頼できる口コミのある業者を選ぶこともトラブル回避につながります。

正式な契約や支払いの証拠となる契約書や領収書を発行しない業者は非常に怪しいと言えます。悪徳業者は契約内容が不透明なため、後で料金のトラブルが起きた際に責任を逃れやすくするため、書面の発行を避ける傾向があります。また、契約書に不備があったり、口頭だけで済ませたりする場合も同様です。正式な契約書には工事内容、費用、工期、保証内容などが明記されているのが通常です。契約時は必ず書面を受け取り、内容をしっかり確認しましょう。領収書も必ず受け取り、支払い記録として保管しておくことが後々のトラブル防止に役立ちます。

水道工事詐欺に遭わないために気を付けることとは?

詐欺の手口を知っている方や、後から考えるとおかしいなと気付けるような方でも、相談事例のように騙されてしまう方は実はとても多いです。手口は典型的なパターンが多いものの、普通の消費者なら知り得ない専門用語で話してきたり、「今すぐ修理しないと大変です」などと言って消費者を焦らせ考える時間を奪い契約を押し進めようとしてきます。そのため、悪徳業者に騙されないためには詐欺の手口を知るだけではなく、詐欺被害に遭わないように気を付けなければなりません。ここでは、具体的に水道工事詐欺に遭わないために、いくつか気を付けるべきポイントを解説していきます。ご家族などの身内な方や友人などにも、以下の内容について是非注意喚起していくようにしましょう。

訪問営業は断る

訪問営業の全てがいけないというわけではありません。しかし水道工事関連での身に覚えのない訪問営業では、詐欺被害に遭ってしまう方の割合も高く、リスクもあるためオススメできません。水道局員を名乗る業者や大手の水道工事会社を名乗られると、「信頼できそうだから大丈夫かも」「聞いたことある会社名だからきっと大丈夫だろう」と思ってしまうものです。そういった悪徳業者は名刺もそれらしい物を持ってきますが、実は内容がでたらめだったなんてケースもよくありますので、訪問してきた業者の言っていることを全て信用するのは危険です。訪問営業が来ても、必要ないとキッパリ断りましょう。実際に名乗った会社が大手など知名度が高い会社の場合、会社に直接連絡して確認する方法も作業員の身元を確認する手段としては有効です。

宅地内での作業を許可しない

悪徳業者の一部には、訪問営業をしてきて「点検です」などと言って、勝手に宅地内で作業を始めることがあります。しかしこうしたことは、通常の水道工事業者にはあり得ないことです。水道工事業者が連絡もなく勝手に来て点検をすることもありませんし、事前説明もなく、了承を得ずに作業を押し進めるようなことはありません。一番は訪問してきた業者に不要であることを伝えて帰らせることですが、無理矢理作業を開始してしまったような場合には、その場で警察に通報するなどして身の安全を守りましょう。

低価格の広告は申込時に費用について確認をとる

何らかの水回りトラブルで水道工事業者を自分から呼ぶ、という場合もあるかと思います。しかし低価格の広告を鵜呑みにして依頼してしまうと、後から広告とかけ離れた費用を請求されてしまうこともあります。そのため低価格の広告を見て依頼をしたいと思った際は、すぐに申し込みをするのではなく、一度業者に電話やメールで連絡をとり費用について事前確認をしておくようにしましょう。その場合、どのようなケースで追加費用が発生するのか、広告の低価格は今回の依頼に該当するのかなどを聞いておくと、より安心して依頼することができます。

その場で契約をしない

「今すぐ修理しないと大変なことになる」「この商品に付け替えないと危険」などと言われてしまうと、焦ってしまってその場で工事や製品の契約をしてしまいそうになりますよね。しかし、その金額や工事内容に納得のいかない場合や高すぎるのではないかと思われることもあるかと思います。また、その場では本当に必要な工事や製品なのか、適切な金額なのかという判断もつきませんよね。そのためまずは一度考えます、などと言ってその場で契約するのを避け、他の工事業者に同様の内容で相談し見積もりをとるようにして、適切な内容なのかを判断しましょう。万が一契約をしてしまった、と言う場合にはクーリング・オフ制度の適応になるケースもありますので、消費者センターに相談するのもオススメです。

◎合わせて読みたい記事!
水道工事で発生した契約をクーリングオフしたい!支払い完了後でも契約は解消できる?
https://www.elife-suidou.com/2023/02/22/9413/

どんなに気を付けていても、身内の方やご自分が騙されてしまったかもしれない、そんな場面に遭遇する可能性は誰にでもあります。水道工事の被害に遭ってしまった場合、焦りや不安から適切な対応ができず、被害がさらに大きくなってしまうことがあります。しかし、落ち着いて正しい対処法を知っていれば、トラブルの解決や被害の拡大を防ぐことが可能です。そこでここでは、被害に遭ったときに具体的にどのような行動をとればよいのか、信頼できる相談窓口や手続きについて詳しく解説します。もちろん水道工事の被害を防ぐことが大切なことではありますが、万が一の場合に備えて、騙されてしまった場合の対処法も一緒に確認しておきましょう。

消費生活センターは、消費者トラブル全般に対応する専門機関で、悪徳業者による詐欺や不当請求の相談を無料で受け付けています。経験豊富な相談員が、状況を丁寧に聞き取り、法的な視点や解決に向けた具体的な手段をアドバイスしてくれます。また、必要に応じて業者との交渉代行や、行政指導を行うこともあります。電話番号「188(いやや!)」で簡単に連絡ができ、相談内容は秘密厳守です。まずは気軽に相談して、どう動くべきかの方向性をつかむことが大切です。

◎参考
独立行政法人消費生活センター
https://www.kokusen.go.jp/map/

水道工事における詐欺や強引な契約は犯罪にあたる場合もあります。そのため、被害届を警察に提出することで、正式な捜査が開始される可能性があります。警察に届け出る際は、契約書や見積書、領収書、工事の写真、業者とのやり取りの記録など、被害を裏付ける証拠を持参しましょう。これらの資料があることで、警察の捜査が円滑に進みやすくなります。被害届を出すことは、同じような被害を他の人に拡げないための重要な一歩です。早めに行動することで、加害者の摘発につながることも期待できます。また近隣で同様の詐欺被害が横行している場合、先に警察に相談している住人の話から、より早く詐欺業者を特定することができる可能性も高まります。「小さなトラブルで警察が動いてくれるか不安」と思われている方も多いかと思いますが、水道工事などのライフラインに関わるトラブルは一刻も早く相談し、ひとりで抱え込まないようにしましょう。

水道工事の契約が訪問販売や電話勧誘などによる場合、法律で定められた「クーリングオフ制度」が適用されます。この制度は、契約後一定期間内であれば無条件で契約を解除できるもので、通常は契約書を受け取った日から8日以内に書面で申し出る必要があります。クーリングオフを使えば、悪質な業者の押し売りや不当な契約から身を守れます。ただし、期間が過ぎてしまうと適用外になるため、契約後はすぐに内容を確認し、迷ったら消費生活センターに相談しましょう。また、クーリングオフの申し出は内容証明郵便を使うなど、証拠を残す方法で行うのが安心です。

被害に遭った場合のトラブル解決において、証拠の保管は非常に重要です。契約書や見積書、領収書はもちろん、工事前後の写真、業者との会話内容を記録したメモや音声、メールやLINEのやり取りなど、すべて保存しておきましょう。証拠が揃っていると、消費生活センターや警察への相談時に状況を正確に伝えやすく、問題解決のスピードアップにもつながります。また、証拠の整理は精神的にも落ち着く効果があり、冷静な判断を助けます。日頃からこうした記録を意識して残すことが、万が一のときの大きな防御になります。

水道工事の依頼は、水道局指定業者に依頼するのがオススメ!

水漏れなどの水回りトラブルは、予想していないタイミングで起きることもあります。今まで通り使っていた水道が使えなくなった、水が止まらなくなった・・・という状況になると、どうしても焦ってしまいますよね。このような状況下では、水道工事業者もとりあえず目についた広告の業者や、安い広告の業者に依頼してしまいがちです。しかしこうした焦りから、正常な判断ができずに悪徳業者に依頼してしまったというケースも実はよくあります。また悪徳業者ではなくても、業者の質が悪く修理しても数日で同じことを繰り返してしまう、なんてこともあります。そんため、焦っていても業者選びは慎重に行う必要があります。しかし特に初めて水道工事業者に依頼するという方であれば、何を基準に業者を選んでいいか悩んでしまうかと思います。そんな時に是非見ていただきたいポイントが、依頼したい業者が「水道局指定業者」かどうかです。水道局指定業者と言う言葉を初めて聞いたという方もいらっしゃるかと思いますので、最後に少しだけ水道局指定業者についても触れておきます。

水道局指定業者とは

水道局指定業者とは簡単に言えば水道法、もしくは自治体が定める法律・法令に則り、適切な水道工事ができる水道業者のことを言います。水道局指定業者は、各自治体や水道局が定める業者のことで、いわば水道工事のスペシャリストです。水道に関わるさまざまな工事を、専門知識を元に適切に行うことができます。各自治体や水道局からのお墨付きをもらっている分、安心して依頼することができる業者です。

◎合わせて読みたい記事!
水道局指定業者ってどんな水道業者?指定業者を選ぶメリットとは?
https://www.elife-suidou.com/2022/05/18/7673/

弊社は水道局指定工事業者です!

弊社も水道局指定指定工事業者ですので、業者選びにお悩みの方は是非検討してみてくださいね。弊社のホームページでは、実際の修理現場などの実例紹介もしておりますので、工事の様子が知りたいという方は是非そちらもご覧ください。

◎施工事例紹介
https://www.elife-suidou.com/category/work/

まとめ

弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。

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