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洗面所の排水溝つまりには、重曹とクエン酸がオススメ! 効果的な掃除方法は?

お役立ちコラム

洗面所は一日の中でも使用頻度の高い水回りであるため、数日掃除をしないだけでもすぐに汚れが目立ってきてしまいます。洗面所を衛生的かつきれいに使っていくためには、週に数回の掃除は必須になります。そんな時に役立つアイテムが「重曹」と「クエン酸」です。掃除用としてストックしている方も多いかと思いますが、この2つのアイテムは水回りの排水口を掃除するにはピッタリのアイテムです。特に小さいお子さんや化学繊維など洗剤によるアレルギーをお持ちの方でも、安心して使うことができます。

洗面所の排水溝つまりの原因は?

洗面所は歯磨きの他にも身だしなみ、手洗い、髭剃りなどのお手入れに使用する場所ですので、汚れの種類もさまざまです。掃除を行う上で汚れの種類を知っておくことは大切です。まずは洗面所にどんな汚れの種類があるのか、一緒に見ていきましょう。

石鹸による汚れ

外出から戻った際やお手洗いの後などに、洗面所で手洗いをするという方は多いかと思います。手洗いの際はハンドソープなどの石鹸を使用するため、洗面所も一緒にきれいになっていそうな気もしますよね。しかし実際には洗面所の汚れの一部は、石鹸のカスが蓄積することにより引き起こされます。またこの石鹸カスは配管内部に蓄積されることによって、つまりや逆流の原因にもつながることがあります。

手垢による汚れ

手洗いをしたさいに、手垢が一緒に排水溝に流れていきます。このようにして落ちた手垢は、目で確認するのは少し難しいのですが、手垢が石鹸と流れていくことにより排水溝などの汚れになることがあります。手垢は雑菌が繫殖する原因にもつながりますし、手垢汚れを長く放置することでカビの発生や悪臭の原因につながることもあります。

体毛による汚れ

身だしなみのためにヘアセットを洗面所で行うという方や、髭剃りを洗面所で行っている方は、体毛が汚れの原因につながっていることもあります。厳密に言うと体毛そのものは放置していても特になにか問題が起きるわけではありませんが、体毛が排水溝や配管内で絡まって水流を狭めることにより、本来なら流れるはずたった石鹸カスなどの汚れを絡め取ってしまいます。また体毛に絡まった汚れ部分から雑菌が繁殖することもあります。人の髪の毛は1日100本程度抜けると言われておりますが、こうした数の中には洗面所でヘアセットしている際に抜け落ち流してしまっている髪の毛も含まれます。髭は短いため問題なく流れ落ちていくようにも思えますが、配管内に石鹸カスなどが蓄積されている場合、ぬめついた部分に付着して汚れとして蓄積されていくため、短い髭にも注意が必要です。

食べカスによる汚れ

洗面所ではキッチンのように食べ物を扱うことは、ほとんどありません。そのためなぜ食べカスが汚れとして発生するのか疑問に感じるかもしれませんが、洗面所の汚れとして付着している食べカスは、歯磨きの際に歯ブラシで取り除かれた食べカスの場合が多いです。そのため意識していなくても、食べカスが洗面所の排水溝に流れ出てしまい、汚れの原因になります。また食べカスは歯磨きの際に使用する歯磨き粉などのダマに絡みつくことで、洗面所の排水溝や排水管内に付着し、カビや悪臭、また害虫などの原因につながることがあります。

重曹とクエン酸は洗面所の汚れにどんな効果がある?

洗面所に発生する汚れの原因について知っていただけたかと思います。洗面所の汚れは放置することで更に悪化してしまう可能性が高いですので、日々のお手入れで予防していきたいものですよね。しかしこうした汚れは洗浄能力が高い掃除用洗剤じゃなければ落ちないのではないか、と思われる方も多いかと思います。確かに既に大きなつまり汚れになってしまっている場合は、洗浄能力の高い洗剤を使用する必要がありますが、普段のお手入れであれば本記事のタイトルにもある重曹とクエン酸で十分です。ではそんな重曹とクエン酸は、汚れに対してどんな効果があるのでしょうか。特性を知っておくと便利ですので、是非知識として覚えておくようにしましょう。

重曹の洗浄効果

・研磨作用がある
・酸性の汚れを中和して落としてくれる
・手の届かない配管内も掃除できる
・防臭効果がある
・界面活性剤を含まず、環境に優しい

一般的に重曹と言われているものは、正式名称は炭酸水素ナトリウムです。重曹は食品用、医療用、工業用の3種類に分類されますが、清掃用に使う目的で販売されているような重曹もあります。一般的にはそうした清掃用の重曹を含めた、食品用と医療用の重曹が純度も高く掃除に向いています。重曹は微粒子で構成されているため、清掃の際はこの微粒子が研磨作用を発揮し、こびりついた汚れなども擦り洗いで簡単に落とすことができます。また重曹はアルカリ性であるため、髪の毛や皮脂、石鹸カスなどの酸性のつまり汚れを中和し落としやすくしてくれます。防臭効果も発揮し、手の届かない排水管内部の臭いも汚れと一緒に取り除いてくれます。成分に界面活性剤を含んでいないため、環境にも優しく安全に使用することができます。

クエン酸の洗浄効果

・アルカリ性の汚れを浮かせて取り除く力がある
・防臭効果がある
・手の届かない配管内も掃除できる
・環境に優しい

クエン酸は簡潔系の果物などに含まれる天然有機物で、口にすると酸味を感じます。水によく溶ける性質があるため扱いやすく、清掃用以外にも食品用があります。クエン酸の性質は酸性のため、水垢汚れや石鹸カスなどの汚れを分解する力があり、汚れを浮かせることで洗面所の排水溝につきやすい汚れに対する洗浄効果があります。また配管内の異臭を取り除く防臭効果があり、環境にも優しい成分のため普段のお掃除にもピッタリです。

重曹とクエン酸を使った洗面所排水溝の掃除方法とは?

それではさっそく、重曹とクエン酸汚れを使用した洗面所排水溝のつまり汚れの掃除方法を、一緒に確認していきましょう。水が流れにくい、排水ペースが遅い、という場合は排水口や排水管内に汚れが蓄積してつまりを起こしている可能性があります。手元に重曹とクエン酸がもしあるよであれば、以下の方法を試してみてくださいね。

重曹を使った掃除方法

▶準備する物

・ぬるま湯500㎖程度
・重曹大さじ1杯程度

▶掃除の手順

①排水口の蓋を取り、目に見えるゴミを取り除く。
②重曹を大さじ1杯程度排水溝に入れる。
③続いてぬるま湯を500㎖程度排水溝に流し入れる。
④15分~30分程度、放置する。
⑤放置後は水やお湯を十分に流し込み、重曹と汚れを落とす。
⑥排水口の蓋を元の位置に戻す。

※重曹の研磨剤を発揮するために先に排水溝に重曹を入れていますが、お湯に溶かしてから流しいれる方法でも汚れの除去は可能です。汚れの強度を見ながら試してみてください。

クエン酸を使った掃除方法

▶準備する物

・水500㎖程度
・クエン酸大さじ1~2杯程度

▶掃除の手順

①水500㎖程度にクエン酸大さじ1~2杯を入れて、溶かす。
②排水口の蓋を取り、目に見えるゴミを取り除く。
③①で作ったクエン酸水をゆっくり流しれる。
④15分~30分程度、放置する。
⑤放置後は水やお湯を十分に流し込み、重曹と汚れを落とす。
⑥排水口の蓋を元の位置に戻す。

※クエン酸は重曹と違い研磨作用もなく、水に溶かすことで酸性になるため先に水に溶かすことをオススメします。

重曹とクエン酸は混ぜて使うことはできる? 効果的な使い方は?

重曹とクエン酸の性質は、アルカリ性と酸性であるためそれぞれ落とせる汚れの種類や効果が違います。そのため混ぜ合わせて使うとより効果的なのではないか、と思われるかもしれませんが、混ぜ合わせたことによって発生する化学反応を理解しないまま行ってしまうと、求めている効果が出ない場合があります。重曹とクエン酸を合わせて使うこと自体は掃除方法としてはオススメですが、混ぜ合わせることによってどんなことが起きるのか、またどんな汚れに効果的なのかを確認しておきましょう。

重曹とクエン酸は中和して汚れを浮かせる

重曹とクエン酸は、それぞれ真逆の性質を持つため当然ですが中和反応を起こします。その中和反応が汚れに届く前に起きてしまうと、求めていた汚れに思うようにアプローチできない可能性があります。しかし使い方によっては、中和反応により二酸化炭素の泡を放出し、汚れを浮かせて落としやすくしてくれるため掃除方法としては一緒に使うことは間違ってはいません。

汚れを浮かせる目的で混ぜ合わせるのはOK

アルカリ性や酸性の汚れを落とすために重曹とクエン酸を混ぜ合わせた物を使うと、中和反応で汚れが浮き落ちやすくなるものの、思っているように汚れが落ちないこともあります。そのため先に重曹を入れて、時間差でクエン酸を入れるなどして、それぞれの特性を活かして汚れを落としながらも、中和反応で汚れを落としやすくするという方法が効果的です。重曹には研磨作用や洗面所に付きやすい酸性の汚れに効果が出やすいため、クエン酸ではなく先に重曹を使うことが望ましいです。ただし明確な決まりなどはないため汚れの状況を見て、先にクエン酸としても問題はありません。

つまりが改善しない場合には業者に依頼しましょう!

重曹やクエン酸を使用した掃除方法をやってみたけど、全然つまりが改善しない・・・という場合には、迷わずプロの業者を呼ぶようにしましょう。排水管内におおきなつまり汚れがある場合、自力で改善しないこともあります。また経年劣化により、日々お手入れをしていても配管内部に汚れが付着していき排水能力を弱めてしまっている可能性があります。こうして排水管がつまってしまうことで、水が逆流してしまうといった危険性もあります。排水管内部のつまりは珍しいものではありませんが、業者による高圧洗浄などを行わないと改善しないというケースも多いですので、つまりが気になるという方や排水の遅さが気になるという方は、プロの業者に一度確認してもらい、必要な処置をしてもらうと安心です。またプロの業者による高圧洗浄は、定期的に行うことでつまり汚れや悪臭を防ぐこともできます。弊社でもこうした配管内部の清掃を行わせていただいておりますので、お困りの方は是非お気軽にご連絡ください。

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まとめ

弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。