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水道蛇口の水漏れには防水テープがおすすめ! すぐ使える応急処置のテクニック

お役立ちコラム

水漏れトラブルのほとんどはある日突然発生するものです。水漏れトラブルに対応している業者の多くがすぐに駆けつけることを売りにしてはいるものの、運悪く悪天候などと重なってすぐに業者が駆けつけられないなんてことも考えられます。または今すぐ家を出なければいけないから、その間だけでも応急処置をしておきたいという方もいらっしゃると思います。水漏れトラブルは業者にお任せするのが一番のおすすめではありますが、状況によっては応急処置を個人で済ませておいた方がいいこともあります。今回はそんな水漏れトラブルが発生した緊急時に使える応急処置をご紹介します。

水道蛇口の水漏れの応急処置

蛇口は単純なように見えて実はさまざまなな部品から成り立っており、内部部品の劣化や接続部分の緩みなどによって水漏れが発生します。応急処置を行う前にまずはどこから水漏れを起こしているのかをしっかり確認する必要があります。水漏れを起こす主な場所としては蛇口の吐水口、パイプの付け根、ハンドルの下、壁付けの場合は壁と蛇口の取り合い部分があげられます。ちょろちょろとした水漏れはパッと見では少し分かりづらいかもしれません。手で触れてみたり、全体を乾拭きした後で水漏れが疑われる場所にキッチンペーパーなどを当てると発見しやすくなります。場所の特定ができたら今度は応急処置です。今回ご紹介するのは自分で行う作業としても比較的簡単で誰でも実践しやすい「防水テープ」を使った応急処置の方法です。

防水テープってなに? どこで買えるの?

防水テープという言葉を初めて聞いたという方のために簡単に防水テープの説明をします。ただ言葉を見てなんとなくイメージは付くかと思います。防水、つまり水を防ぐためのテープのことを防水テープといいます。どのご家庭にもあるガムテープやセロテープとはまた違うもので、水の侵入を防ぐことを目的として作られた防水専用のテープです。ホームセンターに行けば確実に手に入りますが、ホームセンターが自宅から遠いという方であればインターネット通販で購入するのも手軽に済むためおすすめですよ。品揃えが豊富なスーパーマーケットなどでもたまに取り扱いがあります。防水テープは身近な場所で手に入れることができるものですので、今手元になくてもすぐに買うことができます。

防水テープの種類

防水テープにはいくつか種類があります。
・片面接着の防水テープ
・両面接着の防水テープ
・耐熱性に特化した防水テープ
・弾力性がある防水テープ
・簡易的な防水テープ
メーカーによって名前も違いますし、用途ももっと細分化されているものもありますが、多くはこの5種類に分類されます。ここでは簡単にこの種類の防水テープについて解説をしていきます。

片面接着の防水テープ

一番オーソドックスな防水テープが、片面接着の防水テープです。白色か黒色の2パターンが多く、使用する場所が見えてしまう場所であれば周囲の色に応じて使い分けするようにしましょう。蛇口の接続部分、バスタブのひび割れなどの補修、外壁の補修、配線の養生などオールマイティに使うことができます。太さも多くの種類があるため外壁には太めのテープ幅、配線などには細めのテープ幅といった具合に使い分けが可能です。

両面接着の防水テープ

片面接着の防水テープと性能は変わらず、両面に接着剤がついたテープです。既存バルコニーの上に新たに床材や人工芝を設置する際によく使われる防水テープです。DIYがお好きな方の間ではよく使われているテープで、手軽なため多くの場面で活躍しますが、数十年単位で使うことは想定されていません。あくまでちょっとしたDIYを少しの期間楽しむために使うものです。

耐熱性に特化した防水テープ

こちらは建物に使うというより、破れてしまったレインコートやピクニック用のビニルシートなどを補修する目的のとても簡易的な防水テープです。今回ご紹介しているような水回りトラブルの応急処置に使用するには強度が物足りないため、同じ防水テープでも水回りトラブルに使用する目的ではおすすめできません。

水道蛇口の水漏れには「片面接着の防水テープ」がおすすめ

数多くの防水テープがある中で蛇口の水漏れトラブルの応急処置に使うには、片面接着の防水テープが一番おすすめです。水道の蛇口であれば耐熱性や弾力性は必要なく、また両面接着である必要もありません。また片面接着の防水テープをひとつ持っていれば様々な場面で使うことができますので、万が一の時にも便利なアイテムです。水道蛇口の応急処置に何メートルも使いませんので売っている中でも少なめのテープで問題ありません。またこれからご紹介するテープの作業では、太いよりも細めのテープの方が扱いやすいため一般的な物より少し細めのものを選ぶといいかもしれません。

実際に防水テープを巻いてみよう!

防水テープの準備はできましたか? それでは実際に蛇口に防水テープを巻いて行く作業を行いましょう。片面接着の防水テープは手で切れるものがほとんどですが、今回の作業ではテープの端は綺麗な状態の方がいいためハサミなどもあると便利です。

防水テープを巻く前に行うこと

防水テープを巻く前に、必ず巻こうとしている蛇口部分を綺麗にしておきましょう。ゴミなどが付いてしまっているとカビなどの原因になってしまったり、デコボコとしてしまい水漏れの原因にもつながります。これは防水テープも同様で、防水テープは接着面に必要以上触れないようにしできるだけ綺麗な状態で巻き付けられるよう工夫をしましょう。巻いている途中で防水テープがよれてしまったりシワが入ってしまうこともあるかと思いますが、水回り部分は繊細ですので勿体ないと思ってしまいますが、きちんとした処置をするためにも新しいテープでやり直すようにしましょう。

防水テープの巻き方手順

①該当箇所の部品を取り外す。
②防水テープを20cm程度にカットしておく。この時両端は綺麗になるようハサミでカットするようにしましょう。
③部品のネジ山2つめ、もしくは3つめあたりを避けて防水テープを巻き付ける。防水テープはきつめに引っ張りながら時計回りに巻くようにしましょう。防水テープのカットは20cmほどにしておくと大体テープを巻きつけると8~12回程度になります。回数で見るとこのくらいの回数が目安です。
④部品を戻し水漏れが直っていれば作業は完了です。

水道蛇口の水漏れ、応急処置で安心するのはNG!

防水テープでの応急処置は上手くいきましたか? 作業自体もそこまで難しいものではありませんので、水漏れが直ったという方も多いと思います。そのためついそのまま使い続けてしまいがちですが、防水テープはあくまで応急処置の一例ですので蛇口の水漏れが完全に直っているというわけではありません。修理としては劣化した内部部品の交換や場合によっては蛇口そのものの交換を行う必要があります。応急処置で済ませてしまう、また応急処置を繰り返し行っていると正しく処置が行えていない場合違う備品に負担がかかってしまうなど、時に被害を悪化させてしまうこともあります。そのため応急処置を済ませたら早い段階で業者に修理依頼をするようにしましょう。

放置することで考えられる被害

水道の蛇口は、給水管から水の供給を受けています。この給水管というのが問題で、放置することで被害を拡大させてしまう要因に繋がります。給水管は蛇口に水を滞りなく届けるために、配管内に一定の圧力がかかっています。この圧力のおかげで建物内の複雑な配管内や、高い位置にある蛇口にも水を届けることができます。しかし一方で、水漏れトラブルが起きた際に被害が一番大きくなるのがこの給水管が絡んだトラブルです。給水管そのものの破裂などはまれですので一般住宅でそこまで気にする必要はありませんが、蛇口などの給水設備からの水漏れは手を打たない限り配管内の圧力のせいでずっと水が漏れてしまうといったことが発生します。そのため放置してしまうことで床や壁が腐ってしまったり、酷い場合には床上浸水になることもあります。

小さなことでも迷わずプロの業者に連絡を

水漏れトラブルが発生しても「水がほんの少し染み出ている程度のことで業者を呼んでいいのか」と悩んでしまう方がいらっしゃいますが、放置することで被害が拡大する恐れがありますので、どんな小さなことでも迷わずにプロの業者に連絡しましょう。

まとめ

弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。