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水回りリフォーム後の注意点はある?

お役立ちコラム

水回りリフォームを終えたあと、多くの方が「これで安心だ」と感じますよね。しかし、実はリフォーム後こそ注意が必要な時期です。見た目が新しくなっても、施工直後の設備や配管はまだ馴染んでおらず、使い方や環境によっては早期トラブルを引き起こすこともあります。思わぬリフォーム後のトラブルを防ぐには、施工後のチェックや正しい使い方、定期的なメンテナンスが欠かせません。そこで今回の記事では、水回りリフォーム後に気をつけたいポイントや、長持ちさせるための具体的な対策を詳しく解説していきます。

水回りリフォームを終えた直後でも、トラブルが全くないわけではありません。施工自体は問題なくても、使用開始後に配管や設備が馴染む過程で、さまざまな不具合が表面化することがあります。水回りリフォームをする際には、その後のトラブルについても知っておくことが大切です。では具体的に、水回りのリフォーム後に起こりやすいトラブルとは、一体どのようなものなのでしょうか。ここでは、水回りリフォーム後に特に注意すべき4つのトラブルを具体的に紹介していきます。

リフォーム後の水回りで最も多いトラブルが、施工不良による水漏れや排水不良です。配管の接続が不十分だったり、蛇口や給湯器の取り付けが緩い場合、初期使用で水漏れが発生することがあります。また、排水管の勾配や接続部分の不備により、水が逆流したり流れにくくなるケースも少なくありません。こうした施工不良による水漏れや排水不良の問題は、見た目では分かりにくく、使用開始後に気づくことが多いです。そのため、リフォーム直後だからと言って、「水漏れや排水不良は怒らないだろう」と過信してしまうのは危険なのです。

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リフォーム後の水回りでは、シーリング材(コーキング)の劣化や隙間が原因でトラブルが発生することがあります。施工直後は問題がなくても、水や湿気の影響で徐々にひび割れや剥がれが生じ、そこから水が浸入することも珍しくありません。普段はあまり目がいかない場所ではありますが、特に浴室やキッチンの壁とカウンターの接合部、洗面台の周囲は、シーリング部分に常に水がかかる環境であるため注意が必要です。特にお風呂場と脱衣所のコーキングが劣化したりひび割れしてしまうと、その隙間から水が脱衣所側に流れ込んでしまい、広範囲に水漏れが広がることがあります。変な場所に水漏れがある、と気付いた場合はすぐにシーリング部分の確認をしましょう。

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リフォーム後は設備が新しいため、使い心地は快適ですが、湿気対策を怠るとカビやサビの発生リスクが高まります。特に浴室や洗面所、キッチンは水の使用頻度が高く、換気不足や水滴の放置が原因で、タイル目地や金属部分にカビやサビが発生しやすくなります。またカビは一度発生してしまうとなかなかきれいに取り除くことが難しく、さらに小さな胞子を飛ばすことで繁殖範囲を広げる特性があるため、一箇所だけに留まらず水回り設備全体にカビが広がってしまうことがあります。さらにカビは健康への影響もあります。カビの胞子を日常的に吸い込むことで、アレルギー症状を発症したり、持病が悪化するなどのリスクがあるため、小さなお子さんや持病がある方などは特に注意しなければいけません。

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新しい設備は、正しい使い方を守らないと早期に劣化することがあります。たとえば、強い洗剤や研磨剤を頻繁に使うと人工大理石やシンク表面が傷つき、水栓金具のメッキが剥がれることもあります。また、排水口の掃除や水栓の開閉を乱暴に行うことで内部部品が破損し、トラブルにつながることも少なくありません。小さいお子さんやご高齢の家族がいる家庭では、力の加減や調整が上手くいかず、知らず知らずのうちに間違った使い方になってしまっていたなんてこともあります。

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水回りリフォームが完了したら、安心して使用する前に必ず確認しておきたいポイントがあります。見た目はきれいでも、使い始めてすぐに不具合が出るケースは少なくありません。リフォーム直後のチェックを怠ると、水漏れや排水不良、設備の故障を見逃してしまい、後から修理費用がかさむ原因になります。そこでここでは、リフォーム後すぐに確認しておきたい重要なチェックポイントを4つ紹介していきます。水回りリフォームを控えている方はもちろん、最近リフォームを終えたという方も、ぜひチェックしておきましょう。

リフォーム直後の最重要チェックは、水漏れの有無です。水栓、配管、給湯器などを順番に使用し、接続部や排水口まわりに水滴やしみがないかを確認します。水漏れと聞くと勢いよく水が噴き出すイメージをされる方も多いですが、実際のほとんどの水漏れは、ちょろちょろと流れ出るような静かな水漏れであることが多く、意識しないと気付けない部分でもあります。水漏れを確認する際は、目視だけでなく、しばらく水を流して圧力や流れを確認すると安心です。配管の接続部分からしみ出すようにして水漏れが起きていることもあるため、キッチンペーパーなどで上から押さえてみることで、目では分かりにくいような水漏れもチェックすることができますよ。小さな漏れも放置すると床の腐食やカビの原因になるため、気づいた時点で施工業者に連絡し、早めに対応してもらうことが重要です。初期段階でのこの水漏れの確認は、後のトラブル防止につながります。

排水口や排水管が正しく設置されているかも、リフォーム直後に確認すべきポイントです。水を流したときに逆流や滞留がないか、シンクや洗面台での水はけが悪くないかをチェックしましょう。排水の勾配や接続部の不備があると、使用開始後すぐに詰まりや悪臭の原因になります。流れがスムーズでない場合は、自己判断せず施工業者に点検してもらうことが安心です。リフォームしてすぐであれば、無料で排水の詰まりを除去してもらえることもありますし、排水不良の原因を確認してもらうことができます。無理に自分で対応しようとせず、施工してくれた業者にまずは確認してもらいましょう。

蛇口、シャワー、給湯器、トイレなどの水回り設備は、使用前にすべての動作確認を行いましょう。お湯と水の切り替え、温度調整、フラッシュやシャワーの出方など、正常に作動するかを確認することで、初期不良や設置ミスを早期に発見できます。意外に多いトラブルが、洗面ボウルと蛇口の設置位置が微妙にずれてしまうことで水跳ねが起きやすくなっていたり、収納扉と他の部分への干渉、ネジの締め忘れや蛇口土台のぐらつきなどです。「プロの業者に任せたから大丈夫」と過信しすぎず、自分でも必ずチェックすることが大切です。

リフォーム後のトラブルに備えるため、保証書や施工記録を必ず確認し、保管しておくことも重要です。保証内容や期間、連絡先を把握しておくことで、万が一水漏れや設備不具合が発生した際にスムーズに対応できます。また、施工業者との連絡履歴や写真記録を残しておくと、後々トラブルの原因を特定しやすくなります。確認と保管を徹底することは、リフォーム後の安心につながる大切なことです。

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どんなに丁寧にリフォームを行っても、使用中にトラブルが発生する可能性はゼロではありません。水漏れや排水不良、設備の故障などが起きた場合、自己判断で対応すると被害を拡大させる恐れがあります。リフォーム後にトラブルが発生した際は、冷静に適切な手順で対応することが重要です。では万が一の際、どのように対処すればいいのでしょうか。ここでは、すぐに行うべき行動や注意点を具体的に解説していきます。

水回りのトラブルが発覚したら、まずは該当箇所の使用を中止しましょう。特に水漏れや配管の異常がある場合は、放置すると床や壁の腐食、カビの発生、電気設備への影響など二次被害につながることがあります。水漏れの箇所が正確に分からない、適切な対処ができているか不安という方は、応急処置として元栓や止水栓を閉めることも有効です。元栓は住宅全体の水を止めることができ、止水栓は該当する水回り設備の水を止めることができます。どちらを使うかはその場で、適宜判断しましょう。そして水を止めてから落ち着いてトラブルの状況を把握したうえで、施工業者や専門業者に連絡する準備をしておきましょう。

リフォーム後のトラブルは、施工業者の保証やアフターサービスで対応できる場合があります。異常が発生したら早めに業者に連絡し、状況を詳しく伝えましょう。写真や動画で現状を記録しておくと、原因の特定や修理対応がスムーズになります。特に施工直後の不具合は業者側での対応が可能なことが多いため、その場でどのような状況だったかを説明できるようにしておくことは大切です。

水回りトラブルが発生しても、安易に自分で修理するのは避けましょう。無理なDIYや不適切な工具の使用は、配管や設備をさらに傷め、保証対象外になるケースがあります。特に給湯器や排水管、シーリングの不具合は専門知識が必要です。焦って自分でできる範囲でなんとか対処しようと考えてしまいがちですが、まずは落ち着いて業者の到着を待つことが大切です。水漏れが激しい場合は、業者に応急処置の仕方を教えてもらうこともできますので、自分で対応しようとせずに、修理を依頼した業者が到着するまでの間に応急処置を聞くのもオススメです。

弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。

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