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ペットがいる家庭で注意すべき水回りの汚れとは?

お役立ちコラム

ペットと暮らす家庭では、喜びや癒しが増える一方で、水回りに関する悩みも出やすくなります。また、ペットのトイレ掃除や飲み水の交換などで水回りを使う機会も増えるため、汚れや劣化が進みやすい傾向があります。ペットによる水回りのトラブルを既に抱えているという方も多いかと思いますが、放置をすることで、設備の故障や衛生環境の悪化につながることもあるため注意が必要です。そこで今回の記事では、ペットがいる家庭ならではの水回りの汚れについて解説し、さらに日常的にできる水回りトラブル予防の方法や、業者に依頼すべきケースについて解説していきます。

ペットと一緒に暮らしていると、生活の中で水回りを使う場面が増えますよね。シャンプーや足洗い、食器の洗浄やトイレ掃除など、ペットに関わるお世話など、普段の何気ない行動のひとつひとつが水回りと深い関係があり、無意識のうちに汚れやトラブルの原因を蓄積させてしまうこともあります。水回りのトラブルを予防していくためには、まずはペットと水回りトラブルにどのような関係があるのか、具体的な原因を知っておくことが大切です。ここでは、ペットがいる家庭特有の水回り汚れの種類について解説をしていきますので、一緒に確認しておきましょう。

犬や猫は季節の変わり目や換毛期に大量の毛が抜け落ちます。抜け落ちたペットの毛は、シャンプーや足洗いのときに浴室や洗面所の排水口に流れ込みやすく、一度に流れる量は少なくても少しずつ見えにくい場所で蓄積していきます。流れ落ちた毛が溜まっていくと、徐々に水の流れが悪くなり、最悪の場合は完全に詰まってしまうこともあります。さらに毛には皮脂や汚れが付着しているため、排水口内で雑菌が繁殖しやすく、嫌な臭いを放つ原因にもなります。特に長毛種の犬や猫を飼っている家庭では、季節の変わり目などにペットの抜け毛による毛詰まりが繰り返し発生しやすいため注意が必要です。

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ペットの皮膚や被毛には皮脂や外遊びで付着した土や泥が多く含まれており、シャンプーや足洗いのときに浴室や洗面所に流れ込みます。こうした皮脂や外で付いた汚れは排水口や床に付着し、放置すると雑菌が繁殖することで、ヌルヌルとしたぬめりに変化します。このぬめりはカビや雑菌の温床となり、見た目の不快さだけでなく、アレルギー発症など健康リスクを招く可能性もあります。さらにぬめりを放置すると浴室全体に臭いがこもり、水回りを使う度に不快感を感じることもあります。不潔な環境でペットの体を洗うことで、手足が直接床面についてるペットは皮膚疾患を発症する可能性も高くなるため、ペットの体に異変が起きている場合は水回りトラブルが起きていないかも確認しましょう。

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ペット用の食器をシンクで洗うと、食べ残しやフードの油分が排水口に流れ込みます。ドライフードは油膜が付着しやすく、ウェットフードは粘着性が高いため、排水管の内部にこびりついて落ちにくくなります。これが水垢やぬめりの原因となり、悪臭の発生にもつながります。さらにフードの細かい粒やカスが残っていると、害虫を呼び寄せるリスクもあります。外が寒くなってきていても、水回り設備はお湯を使用する影響で熱がこもり、害虫がまだ盛んに動いている可能性もあるため、「冬だから害虫は来ない」と思い込むのは危険です。シンクにペットの食器を置きっぱなしにしてしまったり、汚れをそのまま配管に流し込んでいるという方は、食べ残しやフードによる汚れが思っているよりも広がっている可能性があります。

猫砂やペットシーツを処理するとき、つい洗面所や浴室で砂や尿の付着物を落としてしまうことがあります。しかし猫砂の細かい粒子は排水口に溜まりやすく、水の流れを妨げるだけでなく、湿気を含んでカビや雑菌の繁殖を手助けしてしまうのです。さらに尿の成分が残るとアンモニア臭を発するため、水回り周辺のクロスやパッキンなどの部材にアンモニア臭が染み込んでしまうことで、衛生環境を大きく損ないます。洗面所や浴室を使用していないときに、ふわっとアンモニア臭を感じたことがあるという方は、既にアンモニア臭が染み込んでしまっている可能性があります。

犬が水を飲むときにこぼしたり、猫が浴室で遊んだりすることで、水回りに水はねが生じることもよくあります。犬猫以外でも、モルモットやハムスターなどでも同様に水はねが起きることがあります。一見ただの水はねで問題のないようにも思えますが、フローリングや壁紙の下に水が染み込むとカビの原因になり、設備の劣化を早める可能性があります。特にお風呂場では、ペットが遊ぶ際に抜け毛や水が飛び散り、乾きにくい環境を作り出してしまうため注意が必要です。ちょっとした日常的な「小さな汚れ」も積み重なることで大きなトラブルへと発展するため、見過ごさないことが大切です。

水回りのトラブルは、一度起きてしまうと修理や清掃に大きな手間や費用がかかります。そのため、日常的にできる予防の工夫を取り入れておくことが大切です。ペットがいる家庭ではどうしても水回りが汚れやすい状況が続きますが、少しの心がけで大きなトラブルを防ぐことが可能です。ここでは、ペットによる水回りトラブルを未然に防ぐための具体的な方法を紹介していきます。

犬や猫の毛は排水口に流れ込みやすく、少量でも蓄積すると詰まりや悪臭の原因になります。そこで、排水口に専用のネットやフィルターを取り付けるだけで、排水管に流れてしまいがちな毛や、詰まりの原因になる大きなゴミをしっかりキャッチできます。使い捨てタイプなら汚れたら簡単に交換でき、排水管の内部に毛が溜まるのを防げます。また、フィルターを設置することで、日常の掃除も簡単になり、詰まりを未然に防ぐだけでなく、排水口の清潔を長く保つことができます。特に換毛期や長毛種を飼っている家庭では、こうした工夫がトラブル予防の基本になります。フィルターは週に1回程度の交換が必要となりますが、長毛種のペットがいる家庭は、週に2回程度交換できると排水もスムーズになりフィルターをつける不快感も軽減できますよ。

ペットを浴室で洗う際、毛や皮脂が直接床や排水口に流れ込むと、ぬめりや悪臭の原因になります。そこで、ペット用のバスタブやマットを活用すると、毛や皮脂が床に付着するのを防げます。洗った後はシャワーで浴室全体をしっかり流すことも大切です。こうした習慣を続けることで、排水口の汚れやぬめりを抑え、雑菌の繁殖も防ぐことができます。バスタブやマットはサイズや素材が豊富なので、ペットの体格や毛量に合わせて選ぶとより効果的です。また、浴室内の床材がペットにとっては「滑りやすい」「かたすぎる」などの理由で負担になってしまうこともあるので、ペットの年齢や種類に合うバスタブやマットを選んであげることで、ペットの健康を守ることにもつながります。

ペット用の食器を洗う前できる一工夫としては、フードの残りや油分をペーパーで拭き取るだけでも効果的です。フードの残りや油分をそのまま排水口に流してしまうよりも、一度ペーパーで拭き取るだけで、排水口に流れる汚れを大幅に減らすことができます。特にウェットフードや油分の多いドライフードは排水管にこびりつきやすく、ぬめりや悪臭の原因になります。夏場は害虫をおびき寄せてしまうリスクもあります。ペット用食器を洗う前の一工夫を習慣化することで、排水管の汚れを抑え、掃除やトラブル対応の手間も減らせます。少し面倒に感じてしまう方も多いかと思いますが、ちょっとした一手間を行っておくことで、長期的に見れば水回りトラブルの発生頻度を大幅に減らす効果があり、家庭全体の衛生環境を守ることにもつながります。

猫砂やペットシーツを洗面所や浴室で処理すると、細かい砂や尿の汚れが水回りに広がり、排水口に入り込むことがあります。この排水口に入り込んだ砂や尿の汚れが、カビや雑菌の繁殖につながり、悪臭や水回りトラブルを引き起こす原因になります。対策法としては、専用のゴミ袋やトイレ処理専用スペースを設け、汚れを水回りに持ち込まないようにすることです。ペットの汚れを水回りに持ち込まないようにするだけでも、トラブルの発生を大幅に減らすことができます。もし洗面所で処理する場合は、飛び散った砂や尿の跡を毎回拭き取るようにし、清潔を保つことが大切です。トイレの処理をしっかりと行っていくことで、排水口の詰まりや悪臭の防止に直結するため、家庭での小さな工夫が非常に効果的です。

ペットが使用した時だけに限りませんが、特に浴室や洗面所は湿気が多く、汚れが残るとカビや雑菌が繁殖しやすくなります。そのため、誰が水回りを使ったかに関係なく、使用後は必ず換気を行い、さらに排水口や床のぬめりをこまめに取り除くことを意識しましょう。しかし換気と拭き取りだけでは不十分なこともありますので、週に一度程度、専用の洗浄剤で排水口や床を掃除するようにしましょう。週に一度洗剤を使用しながら掃除することで、見えない部分の汚れや雑菌も予防できます。これにより、ぬめりや悪臭の発生を防ぐだけでなく、ペットと人の健康を守る清潔な環境を維持することができます。日常の掃除と換気の習慣が、水回りトラブルを未然に防ぐ最も効果的な方法であり、結果として家庭全体の快適さにもつながります。

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ペットと暮らす家庭では、水回りの汚れやトラブルが日常的に発生しやすいものです。しかし、軽い掃除や予防だけでは解決できないケースもあります。特に、排水口の詰まりや悪臭、設備の破損などは放置すると悪化し、家庭での対応だけでは修復が難しくなることがあります。そこでここでは、ペットによる水回りトラブルで、プロの業者に依頼すべき具体的なケースについて解説していきます。水回りトラブルを悪化させないためにも、業者に依頼すべきケースを覚えておき、万が一の際はすぐに対応できるようにしておくと安心ですよ。

排水口に毛やフード、トイレの汚れが溜まっている状態が長く続くと、家庭での掃除では取り除けない深刻な詰まりが発生することがあります。水が流れにくくなったり、逆流して床や浴室が水浸しになる場合は、自己流の掃除では解決できません。特に逆流している状態では、水回りをそのまま使い続けることができず、日常生活にも大きな影響を及ぼすことになります。このように排水管の詰まりが深刻な場合は、配管内部を専用の器具で洗浄できる業者に依頼することが安全で確実です。プロによる対応なら、排水管全体の詰まりや汚れも取り除き、再発防止のためのアドバイスも受けられます。

排水口や浴室、キッチンで発生するペットが原因の悪臭が、掃除をしても消えない場合は要注意です。排水管内の奥深くに汚れや雑菌が蓄積している可能性があります。家庭用の洗浄剤やネット掃除では届かない部分に汚れがこびりついていることも多く、業者による高圧洗浄や専用薬剤の処理が必要です。悪臭は健康被害や衛生環境の悪化にもつながりますし、嗅覚の鋭いペットにとっては大きなストレスになることもあります。臭いトラブルが長引く場合は、早めにプロの業者に相談しましょう。

ペットの水はねや足洗い、長期的な排水口詰まりによって、浴室や洗面所の設備に劣化や破損が発生することがあります。例えば、蛇口の水漏れ、排水管の亀裂、浴槽や床の腐食などです。こうした水回りの劣化や破損の問題は放置すると被害が拡大し、修理費用が高額になることがあります。また水漏れが起きた箇所によっては、床下浸水につながってしまったり、住宅の構造部を傷める可能性もあります。賃貸住宅や集合住宅の場合は、下階や隣接する住戸への影響も考えなくてはいけません。万が一被害が拡大していた場合には、賠償問題などの大きな問題につながる可能性もあります。そのため設備や配管に異常が見られた場合は、自己判断で修理するのではなく、できるだけ早い段階で専門業者に点検・修理を依頼することが大切です。

家庭で掃除や予防をしても、同じ場所で何度もトラブルが発生する場合は、排水管や配管の構造自体に問題がある可能性があります。原因が複雑な場合、自己対応だけでは解決できず、トラブルが再発し続けることになります。こうした場合は、専門業者に原因の特定と適切な処置を依頼することが重要です。業者による点検で根本的な問題を解消すれば、ペットによる水回りトラブルの再発を防ぐことができます。

ペットの排泄物や毛による汚れが原因で、家の中に悪臭やカビが発生している場合、ペットだけでなく人間にも健康リスクが生じることがあります。アレルギーや呼吸器トラブルの原因になることもあり、家庭での掃除だけでは十分な対策にならない場合があります。また目に見えない場所で水回りトラブルが発生している場合、壁の中や床下などで健康被害の原因となるカビが発生していたり、害虫が発生することにより糞尿が蓄積していることもあります。目に見えない場所で発生しているトラブルは対応が難しいため、異変を感じたらすぐにプロの業者に点検を依頼し、必要に応じて修理をしてもらいましょう。

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弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。

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