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トイレの節水にはリフォームが最適!やってはいけない節約方法には要注意!

お役立ちコラム

水道料金や電気料金が上昇し続ける今日、家計を切り詰めるのは容易なことではないかもしれません。そんな中、「出来るだけコストを削減したい」と思うのは当然です。多くの方々が様々な節約術を試みていることかと思います。特に注目すべきは「トイレの水の節約」ですが、正しい方法を取らないと反対に経済的な損失につながることもあります。ここで有効な方法は、トイレのリフォームです。新しいトイレに更新することで、長期的な節約効果が期待できます。特に推奨されるのは「節水トイレ」への交換です。では、なぜトイレのリフォームが節水に最適とされるのでしょうか。節水トイレに更新することでどの程度節約できるのでしょうか。また、節約に反してしまう誤った節約術とその理由についても解説していきます。これからトイレの水の節約を検討している方は、是非参考にしてみてくださいね。

節水トイレはどのくらい節約できる?

水道代の節約を行う上で、節水トイレへのリフォームを行うことが一番のオススメです。近年は節水トイレの需要が高まっているため、聞いたことがあるという方や、実際に検討している方もいらっしゃるかと思います。では、そんな節水トイレですが、具体的にはどのくらい水道の節約に貢献してくれるのでしょうか。リフォームを行う前に、年間でどのくらい節約できるかは知っておきたいところですよね。そのためここでは、数字を元に節水トイレの節約力を解説していきます。

トイレの平均年間使用料金

20~30年前のトイレでは、1回の使用量が13ℓ程度のものが主流であったため、そのまま使っているというご家庭はとても多いです。しかし、使用水量が多いと比例して水道料金が高くなるため、ご家族が多い、あるいは普段在宅勤務などでトイレを使う回数が多いという方は、年間使用料金が高くなる傾向にあります。4人家庭のトイレの使用量では、12,000円~20,000円程度が平均的なトイレの年間使用料金であると言われています。トイレの水にそんなに使っていたのかと驚かれる方も多いですが、水道代は1ℓあたり0.1円~0.2円となりますので、13ℓのトイレを1回流すと1.3円~2.6円となります。トイレの使用水量が多いほど高くなるため、思っているよりもお金がかかっていると驚かれる方も多いです。

節水トイレの平均年間使用料

現在は技術の発展と共に使用水量が少なく済むものも増え、一般家庭では5ℓのトイレが主流となりました。節水トイレでは3~4ℓのものが登場し、更に少ない水量でトイレの使用が可能となりました。13ℓと5ℓでは1回あたり8ℓもの差が出るため、従来型を最新型に変えるだけでも十分節水にはなりますよね。具体的には4人家族で5ℓのトイレを使った場合の一年間の平均使用料金は6,000円~7,000円程度となります。節水トイレでは5,000円程度まで抑えることができ、年間の使用料金がかなり安くなることが分かります。

節水トイレにリフォームするメリットとは?

節約のために節水トイレにリフォームした場合、具体的にはどんなメリットがあるのでしょうか。年間使用料が安くなるのはもちろんですが、その他にもたくさんのメリットがあります。ではここからは一緒に、節水トイレにリフォームすることで得られるメリットについて見ていきましょう。

電気代・水道代の節約になる

トイレの年間使用料についてお話をしたため、節水トイレに変えることで水道代の節約は可能です。また、同時に電気代の節約にもなります。日本では多くの方が温水洗浄便座を取り入れており、洗浄水を温めたり、その他に便座を温める機能が付いているものも定番ですよね。しかし便利な機能である反面、電気代は機能のないトイレと比べるとかかってしまいます。そうした問題を改善するために、新型トイレや節水トイレの多くには、使用する時のみ水を温める機能が付いているものが多く、水道代だけではなく電気代も同時に節約することができます。

水を流す音が静か

従来型のトイレでは、水は上から下に勢いよく流すものが定番でした。排泄物をしっかり流すために水も多く使われていました。そのため、リビングとトイレが近い、あるいは寝室とトイレが近いといった間取りの住宅では、「来客時の水の音が気になる」「夜中家族が使った時の水の音で起きてしまう」といった問題がありました。しかし、節水トイレでは水の節約のために渦を巻くように水を流していき、その量も少ないです。そのため便器に対して水が激しく当たることもなく、静かに水を流すことができます。間取りの関係でトイレの水の音が気になるという方にも、オススメです。

汚れが付きにくく清掃が簡単

節水トイレは少ない水の量で排泄物を流す必要があるため、便器の内側にも工夫があります。そのひとつが、表面の加工です。表面に汚れが付着しにくいようツルツルに加工しているため、少ない水の量でも排泄物をしっかり流し出すことができ、その分清掃も簡単です。また節水トイレだけではなく最新型のトイレは、トイレの淵部分がないつくりになっているものもあり、汚れがたまりにくい構造のものが増えています。

次の人がすぐに使える

節水トイレは水が少ない分、すぐに水を貯めることができます。そのため、すぐに次の人がトイレに入っても、問題なく水を流すことができます。掃除やトイレの際に連続で流す機会もあるかと思いますが、そうした時にも待ち時間がなくストレスなく使用することができます。

節水トイレにリフォームするデメリットとは?

節水トイレにリフォームすることで魅力的なメリットを得ることができますが、実は節水トイレならではのデメリット面も存在します。そのため検討されたうえで、節水トイレではなく新型トイレに変えるという方もいます。従来型からリフォームすることで、節水トイレでも新型トイレでも電気代・水道代の節約にはなります。そのため節約目的であっても、新型トイレと節水トイレのどちらにリフォームするか、というのはデメリット面も含めて検討することをオススメしています。

つまることがある

節水トイレは従来型と比べてかなり水量が少ないため、水が排泄物を押し出す力も弱いです。節水トイレにすることでつまるということではありませんが、配管に汚れが蓄積されていたり、水圧が弱いなどの立地環境が原因して、結果として節水トイレにすることでつまりやすくなることがあります。せっかく節約のために取り入れた節水トイレでも、設置する環境に応じてその力を最大限に発揮できないこともありますので、設置する前にはしっかりと事前調査を行う必要があります。

1回で排泄物が流しきれないことがある

体調などによって排泄物の硬さや量は、その時々で変わりますよね。しかし排泄物が硬すぎる、多すぎるなどの場合は、1回で排泄物を流しきれないときもあるため、2~3回に分けて排泄中に水を流すなどの工夫が必要です。節水トイレを取り入れた最初の段階では、「どのくらいが流しきれないのか」という感覚をつかむのに、苦労される方も多いです。また便が硬い体質の方は、流しきれないなどのトラブルの関係で「節水トイレは使いにくい」「排泄中に水を毎回流さなければいけない」とストレスを感じることもあるようです。

特別な部品が必要なケースがある

メンテナンスや修理の際に、従来型と違った特別な部品が必要なケースがあります。ほとんどの場合、メーカーに問い合わせ購入することで対応することができますが、場合によって取り寄せになることがあり、すぐに修理ができない可能性もあります。ホームセンターなどで部品を入手して自分で修理される方も中にはいますが、節水トイレと従来型のトイレでは部品の規格が違うことがほとんどですので、部品が簡単に手に入らないこともあります。

初期費用が高い

節水トイレにリフォームする際には、工事費用などの初期費用がかかります。各メーカーや便器の種類などによっても異なりますが、一般的なトイレのリフォーム料金は15万~30万となります。安価なものであれば10万円前後で収まるものもあります。電気代・水道代の元をとるには家族の人数や生活スタイルにもよりますが、5年~10年ほどと言われています。そのため変えてすぐに元が取れる、というわけではありませんので、ある程度長いスパンでの節約であること、10年20年使って初めて節約の意味を成すということを意識する必要があります。

トイレの間違った節水方法とは?

「節水型トイレに変える前に日常の工夫で水道代を節約したい」と思う方は多いですが、間違った方法で節水しようとすると、かえって水漏れや詰まり、悪臭の原因となることがあります。無理な節水はトイレ本来の排水性能を低下させ、衛生面や修理費用のリスクも高まります。「少しでも節水して水道代を安く済ませたい」とせっかく節水を実行したのに、節水を試みたことによってトラブルが発生してしまうというのは、本末転倒ですよね。そこでここでは、よく見られる間違った節水方法とそのリスクを解説していきます。間違った節水をしていないか、今一度確認しておきましょう。

排水回数を減らすことで水を節約しようとする方法は、一見節水効果が高そうで分かりやすく使用水量が減るため、合理的な方法のようにも思えますよね。しかし、便器内に排泄物が残りやすくなり、悪臭や菌の繁殖を招くリスクが高まります。特に便器内部や排水管の汚れが固まると、詰まりや逆流の原因になり、修理や掃除にかかる手間や費用が増加することがあります。さらに、流す回数を減らすことで便器や排水管内部の水分量が不足し、カビやぬめりの発生を促すこともあります。こうした状況が長期化すると、掃除だけでは対応できなくなり、部品交換や専門業者による清掃が必要になることも珍しくありません。短期的な節水意識が、結果的に費用や衛生リスクを増やすケースがあることを理解しておくことが大切です。

タンク内にペットボトルを入れる、または安価な節水グッズで水量を減らす方法は手軽に見えますが、多くのリスクを伴うためプロの目線からお話しするとオススメはできません。当然絶対にダメというわけではないのですが、トイレによって相性が悪いこともあるため、さまざまなトラブルの発生が懸念されます。まず、タンク内の水位が不安定になり、便器内に十分な水流が生まれず、排泄物が残りやすくなります。これにより、悪臭や菌の繁殖、排水管内での汚れ固着が起こり、詰まりや逆流の原因にもなります。また、ペットボトルやグッズがタンク内で位置をずらすと、フロート弁やボールタップの正常な動作を妨げ、水漏れやタンクの故障を引き起こすこともあります。フロート弁は普段物理的な負荷がかからない設計になっているため、ここにグッズなどを入れてしまうことで折れてしまうことがあるのです。短期的には水道代を節約できても、トラブルが発生すると修理費用や時間的コストが大幅に増えるため、安易に実施するのは危険です。

◎合わせて読みたい記事!
トイレタンクの節水にペットボトルはNG! つまりや故障の原因になるかも!?
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元栓を絞ったり、極端に水圧を下げて節水を行う方法も注意が必要です。正しい節水方法として広まってしまったこの方法は、水圧が弱いと便器内の水流が不足し、排泄物が途中で流れきらず、便器や排水管内に汚れが残ります。便器や排水管内に汚れが残ることで、排水不良や詰まり、悪臭が発生しやすくなります。さらに、排水管の設計は一定の水流を前提としているため、水圧を過度に下げると本来の排水性能が損なわれ、便器や配管に負荷がかかります。水圧が正しい状態を維持できていないまま長い期間放置すると、部品の破損や高圧洗浄など専門的な修理が必要になることもあります。修理の間はトイレが使えないため、日常生活にも負担がかかりますし、ストレスにもなります。節水のつもりで行ったことでも、かえって水の無駄や修理費用や日常生活の不便さの増大につながる典型な事例です。

トイレでの節水は、間違った方法を避けるだけでなく、正しいやり方を知ることが重要です。正しい節水方法を実践すれば、水道代を無理なく削減できるだけでなく、トイレ本来の性能や衛生状態を維持することができます。ここでは、家庭で実践できる正しい節水方法を具体的に紹介し、その仕組みや効果をわかりやすく解説していきます。節水の知識を身につけることで、快適で清潔なトイレ環境を長く保つことができるようになりますので、節水を少しでもしていきたいという方は参考にしてみてくださいね。

本文中で既にふれていますが、一番効果が見込める方法としてはやはり節水型トイレへのリフォームです。最新の節水型トイレは、少量の水でもしっかり汚物を流せるように設計されています。従来型のトイレに比べ、1回あたりの流量が大幅に少なく、家庭全体の水道使用量を抑えることができます。便器や排水管の設計が水流効率を最大化しており、少ない水量でも詰まりや逆流のリスクを抑えることが可能です。また、メーカーによっては、流す量を用途に応じて切り替えられる「大・小ボタン」や自動調整機能が搭載されているモデルもあり、日常生活の中で自然に節水効果を得られます。節水型トイレの導入は、無理なく安全に節水できる最も確実な方法です。ただしデメリットもありますので、本文のメリット・デメリットを比較しながら、節水型トイレを導入するか検討してみてくださいね。

一部のトイレには使用目的に応じて水量を切り替える機能が備わっています。最新型のトイレであれば、ほとんどが大小ボタンでトイレを流す水量を調整することができます。たとえば少量の水で排泄物を流せる小ボタンを活用することで、無駄な水の使用を減らすことが可能にななります。ただしここで重要なのは、流す水量を減らしても便器や排水管内に汚れが残らない水流を確保することです。極端に水を減らすと排水不良や詰まり、悪臭の原因となり、結果的に修理費用の増加や衛生リスクの上昇につながります。水量調整機能を正しく活用することで、トイレ本来の性能を維持しつつ、効率的に節水が可能です。必要な分だけ水を流す、ということを意識してみましょう。

正しい節水を行うには、便器の清掃や水流チェックも欠かせません。便器内に汚れや石灰分が蓄積すると、水流が弱くなり、少ない水量では排泄物が完全に流れず、詰まりや臭いの原因になってしまいます。定期的な清掃を継続し、水流に問題がないか都度確認を行うことで、節水した際でも効率よく排水できる状態を維持できます。また、清掃中に汚れや水流の異常を発見すれば、頑固な汚れにつながるまえに早めに対処でき、トイレの耐久性や衛生状態を保つことが可能です。結果的に、少ない水量でもトイレ本来の性能を損なわず、快適で清潔な使用環境を長く維持できます。節水と清掃の両方を意識して変えていくことで、家庭での水道代削減に直結します。

節水効果を長期的に維持するためには、定期的なトイレ点検が欠かせません。このトイレの点検は自分で行うのではなく、プロの業者に依頼することが大切です。タンク内の部品の経年劣化や配管の摩耗、水量調整機能の異常は、知らない間に水の無駄遣いや排水不良の原因となります。そのため定期点検では、タンク内部のボールタップやフロート弁の動作確認、配管の状態チェック、水量調整の確認などを行い、必要に応じて部品交換や調整を行います。業者ではないと難しい部分もしっかり見てもらうことで、自分では気づけなかった劣化などのトラブルにも、いち早く対処してもらうことができます。またトイレの状態を定期点検で確認してもらうことで、水量を適切に保ちつつ、詰まりや悪臭などのトラブルを未然に防ぐことが可能です。

まとめ

弊社では水回りトラブルの無料お見積り、修理を行っておりますのでお困りの際は是非ご連絡ください。関東エリア・東北エリア・東海エリア・関西エリアの各拠点にスタッフが待機しておりますので、お問い合わせから最短20分で駆けつけます。不安なことがありましたら是非ご連絡ください。

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